小学校一年の頃、おばあちゃんと親戚の家に行った。

おばあちゃんの母方の家だ。

同じ年の同じクラスのはとこだか、いとこがいた。

その子はおとなしい子で、私達は学校で仲良くもなく、学校帰りに遊ぶ事も無かった。


おばあちゃんと訪ねた時は、その子のお母さんに、

いつでも遊びに来ればいいのにー、

と言われ、

そうだよ、そうだよ

とその子にも言われた。

これをキッカケに仲良くなれるかな?

そう思った。


二階で遊んでいなさいと、言われてその子の部屋へ行った。

しばらくすると、いとこの友達が遊びに来たと言う。


一緒に遊びなさいと、確かにいとこのお母さんは言った。

にもかかわらず、どっしりした体格の友達と取り
巻き2人は、


「今日、私達と遊ぶ約束してたよね」


と、私をにらむ


私は、いとこのお母さんの言う通りにみんなで仲良く遊ばないといけないだろうと思っていたから事の成り行きを見守っていた。


しかし、いとこは、うんともすんとも言わない


「私達、人数分の人形を持って来たけど、その子のはないから一緒にあそべないよ」


とリーダーの女の子に言われた。


いとこも、誰も何も言わなかった。


私はこんな洗礼を受けたのは初めてだった。


私が通った地方の幼稚園は、キリスト教の教会の敷地で神父さんが経営してて、当時いい所の子供しか行かない所で、みんなお金持ちで優しかった。

下痢を先生に言えなくて、友達が気づいてくれて先生に言ってくれて、何度もみんなに助けてもらった。

男の子でも女の子を褒めたりしていた。

相手を威嚇、おとしめる、仲間外れにするなど、されたことが無かった。

だから私は驚いてびびってしまった。

この嫌な場所から離れたい。


「おばあちゃんの様子見てくるね」


と言って下に降りた。


おばあちゃん達は話に夢中で、


「どうしたの?二階で遊ばないの」


お菓子を食べたりお茶を飲んだりしてたけど、子供がいたら話せない話もある。


「二階で遊びなさい」


廊下に出て階段にいるが、いとこは迎えに来てくれない。


そのうち二階から笑い声が聞こえて来た。

なんとも言えない気持ちになったが、

おばあちゃんに怒られないように、おばあちゃんが帰るまで何とかしなければならない。


おばあちゃんとお茶を飲んでいた、いとこかはとこの大人のゆきこお姉ちゃんに階段から物を投げて拾ってもらった。


幼稚なあそびだが、ゆきこお姉ちゃんは無口でニコニコしてて、何度も何度も付き合ってくれた。

私はゆきこお姉ちゃんが女神様に見えた。

そして帰り道、おばあちゃんに怒られた。


「ゆきこお姉ちゃんと、話したかったのに、どうして二階でみんなと仲良く遊べないの。」


私は、何も言えなかった。

同い年のいとこが怒られるかもしれないし、

自分のされた事が言えなかった。




今なら言えるのになー





はあ?
おめーらふざけんな!

人形代わり番こにする頭もねーのか!
こちとら親戚で一生の付き合いなんだよ!
お前ら下に行ってババア達にどうすればいいか聞いてみろ!


それと、ババア!道すがら!
母親!家に帰ったら!
何かあったなって気づけ!
そのために女の勘があるんだろ!
なまけてんじゃねームキー



あースッキリした爆笑