私は、中学二年生、思春期の頃、母親に良く


「バーカ」と言っていた。



今では、「クソババア」「死ね」


と思春期の子供が言うのは当たり前だと知られているかもしれない。



母親は、何言ってんの!そんな事ばっかり言って!と、受け流して反抗期を乗り切るのだ。



中学一年の途中で引越した時は、

知らない土地に方言。

私は学校で友達が1人もできず、

辛い毎日を送っていたけれど、友達も出来、

二年に親友も出来、

心身共に充実して無事反抗期を迎えられた。

喜ぶべき事だったはずだった。



最初、母は反抗期だからとブツブツ言っていたけれど、そのうち、お父さんに言うよ。
との脅しがあり、


ある日酔っ払った父親に

頰を拳で上から殴られて床に叩き落とされた。


「お母さんに馬鹿って言ったんだと?」


立ち上がって話そうとする瞬間、また同じ所を拳で殴られた。


痛かったけど話し合いをしたかったからまた立ち上がった。そしてまた殴られて倒れる。


合計5回繰り返された。


冷たい台所の床に殴りつけられ、5回目にはもう気力が無くなりヨロヨロと立ち上がった。


「2度と言うなよ。言ったらまたするぞ!」


そう言って父は晩酌の場に戻って行った



私はもう、親にはお金しかもらわない。

愛情はもらえないのだから。とその時に決めた




反抗期が許されないのは

とても罪深い虐待である。



人格形成を許されないからだ。




反抗期の時に、こんな悪い自分でも愛されていると知るのだ。


だから反抗期が許されなかった子供は大人になってから反抗期が来る。


反抗期が出来なくて大人になれなかった大人は、体調不良になり大人と同じ事が出来ない。


会社で働いたり、子供を育てたり、

自分はしてもらえなかったのに、

どうして子供にしなければならない。

ジレンマを抱えて苦しむ。



私は、チビだとバカだと言われても傷つかない

自分はチビでもバカでもないと知っているから



お母さんは自分が自分の事をバカだと思っていたのかもしれない。



それならバカと言われるのは悲しいし悔しいし

情けないしムカついて、子供のくせにと

2度と言わせないように考えたかもしれない。




でも、思春期はそれをしたらダメだった。


1人の人間として尊重すべき所はあるのだ。





それを何回も殴って言わせないようにしたり


しつけるのは、幼児でさえ動物でさえ虐待だ。





私は、反抗期をしたかった。



大人になって、今までして欲しかった事を言うと、

いい年して!

年寄りをいじめるつもりか!

と言われるだけ。




父親は死に、母親はボケが進んで話も出来なくなった。



私は一生反抗期はさせてもらえなかった。





反抗期したかった。



したかったよー泣。゚(゚´Д`゚)゚。