イギリスがEUを離脱した理由
なんでこんなに長いこともめているんだろうと、国際間の問題についてのニュースを見ているとよく思います。EU離脱についてもそうでした。でも、詳しく調べていくともちろんそれなりの理由がある。そして今回このことについてみていく中で、世界が平和になるなんて無理なのかもなあ、と物悲しくなりました。ブレグジットの全貌をかなり細部をかいつまんでまとめてみます。
イギリスはもともと経済的な動機から、ヨーロッパ諸国と協力することにしました。EUの前身にECSCやECがあったわけですが、それらは第二次世界大戦のように大きな争いを二度と起こさないように、ヨーロッパの合同協力を図るものでしたが、イギリスは初めはそれに参加していませんでした。でも経済が低迷してきて、「やっぱおなしゃす!」ってECに入ってきたんです。ところでEUは決まりことがやたらと多いんだそうです。たとえば「1つの農地に必ず3種類の作物を植えなくてはいけない」とかw。イギリスには不満がたまっていきました。経済援助をしなくてはいけないとか、自主的に政治決定ができないとか。一番声高に訴えられているのは移民問題ですね。
残留派の人と離脱派の人が混在する中で、キャメロン元首相は、党内の意見をまとめるのにすごく苦労しました。EUへの予算を決める時も「高すぎじゃろーが!(# ゚Д゚)」 優しい態度を取れば「妥協しすぎじゃ!(# ゚Д゚)」
こんな調子じゃ政治運用もままなりません。そこでキャメロンさんは賭けに出ました。国民投票で白黒つけようと。人・物・金・サービスの交流が自由に行えるという、EU残留によって維持できるメリットを国民は分かってくれると・・・
はい、無事負けました。離脱への賛成が52%で反対をわずかに上回り、19年3月をもって離脱をする方向で動き出さなければいけなくなったんです。
次回はなぜこんなにもめているかです
参考文献
https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/jiji/jiji9/