俺の名前は「リまる」
勉強も運動もそこそこ出来るくらい
どこにでもいる普通の学生
特に特技もないし、目立つことが苦手で人見知りな性格の俺

基本学校でも目立たないように生活してるし
いつも教室で本を読んで休み時間を過ごすのが習慣で
同じクラスのヤツらも基本俺に話かけてくることもしなかった


そんなある日、俺らのクラスに転校生がやってきた
名前は「ゆいちゃん」

先生「席は……リまるの隣空いてるよな?…とりあえずそこに座るように」

ゆいちゃん「あ、分かりました」

といいながら俺の隣に座り…俺に話しかけてきた

ゆいちゃん「リまるくんっていうの?、よろしくね」

友達もろくにいないし、人見知りな性格の俺……急に話しかけられ「あ、よろしく……」と答えるのが精一杯

ゆいちゃんは明るく誰にでも優しい性格で、すぐにクラスのみんなとも打ち解け合い、クラスの中心的存在になっていた……
俺がゆいちゃんと話したのはその挨拶の時だけで、それ以上会話をする機会は特になかった……

ある日、俺とゆいちゃんが放課後、教室の掃除当番になり、皆が帰った後に掃除をする事になった
二人きりになっても自分から話しかけず黙々と掃除する俺……そんな俺を気遣ってか、ゆいちゃんから話しかけてくれた

ゆいちゃん「リまるくんってさ…人見知りだったりするの?」

俺「う、うん…人と話すのは得意じゃないし……」

ゆいちゃん「だから私が初めて話しかけた時あんなに素っ気なかったんだね」

俺「あ、嫌な思いさせてたならごめん……」

ゆいちゃん「いや、いいよ気にしてないし……でも、いつも1人で端の方にいるからさ…ちょっと気にはなってて…」

俺「気になる?……何が?」

ゆいちゃん「いや、余計なお節介かもしれないんだけど…クラスメイトに友達作ってみんなと遊んだりしないのかなって…」

俺「あ〜そう言うこと……良いんだよ…俺は一人でいる方が気楽だし…気にしなくていいよ」

ゆいちゃん「でも……みんなと仲良く話す方が絶対楽しいよ?」

俺「今更友達作ってもねぇ…それに何喋っていいか話題も浮かばないよ……」

ゆいちゃん「じゃあ私が手伝うからさ、今からでもみんなと仲良くしようよ」

俺「その提案は嬉しいけど……今まで通りでいいよ」とやんわり断り、掃除も終わったし職員室に教室の鍵を返しに行くといいその場から逃げた

                                〜〜続く〜〜