思い立ったが吉日方式で、今日は高円寺HIGHへBiSのライブを観に行って参りました。
プー・ルイさんとカミヤ・サキさんのいるBiSを見られるのは残り少なくなってきたので、居ても立っても居られず、気が付けば私は高円寺にいました。私の弟には夢遊病の気があったので、これは血筋なのかも知れません。因みに弟は今でも朝起きたら、何故か嫁のパンツを履いて寝ていた等の事件を順調に起こしているそうです。
閑話休題。
今日は対バン形式でBiSの出番の前に2バンドあったのですが、そのどちらもカッコ良くて引き込まれてしまいました。やはり生のバンドは良いなと思いましたし、バンドと観客の生のエネルギーが渦巻くグルーヴ感こそライブハウスの醍醐味だなと再確認したのでありました。
そしてラストはお目当てのBiS。
言うまでもなく最高でした。
現代はハングリー精神に欠けた世の中と言いますが、BiSのライブを見る限りそんな事はないなと思います。
自己顕示欲を満たす為にステージに上がるのではなく、音楽とエンターテイメントが好きで、自分にはこれしかない!という覚悟で日々生きている。そんな生き様が、BiSのメンバーから伝わってきます。
これはボクシングやプロレスを見て感じる事と、全くもって同質なものです。何に感動するのかといえば演者や選手の生き様であり、観客はそこで受け止めたエネルギーを自分の血と肉として明日を生きる糧とするのです。
そして関係者席にBiSHのセントチヒロ・チッチさんがいる事に気付き、私は思わずドキドキしてしまいました。BiSのメンバーも他のバンドのライブを見ていて、本当に音楽が好きなんだなぁと、私は胸を熱くしたのでありました。
プー・ルイさんとカミヤ・サキさんは、3月の初めにBiSを抜けてしまいます。私の予想ではBiSは前田日明さんが率いたUWFの様になると思います。真剣勝負としてのプロレスを、シリアスに見せる団体です。
そして次に私が観に行くBiSのライブは両国国技館。史上最高の異種格闘技戦“前田日明vsドン・ナカヤ・ニールセン”が行われた場所です。
ともかくどうなろうと、これからのBiSも楽しみにしています。おもちゃ箱ひっくり返した未来が待っています!