①…名刺参照。アパートの一階の一室を治療院としている。外の道路に面している場所に院の名を書いた可愛いらしいイラストの幟旗を立てている。
②…玄関ドアを開けると目の前の壁一面に、カイロプラクターとその患者らしき色々な人物とのツーショットのアップ写真が、50枚以上貼り付けられている。どの写真もカイロプラクターは満面の笑顔だが患者らしき人物は微妙な表情である。またその写真の下には【患者さんの感想】と銘打った用紙が30枚くらい貼られており、いずれも直筆で【症状が良くなりました】【ここに来て助かった】など、感謝の言葉が書かれている。
さらに隣の壁には【術者のプロフィール】というパネルがあり自己紹介の文章だが、生育歴と職歴(他県の工場勤務が多い)である。
カイロプラクティックに関してはホームページ参照。
③…2LDKのアパートの一室(八畳ほど)を治療室としており、カイロプラクティックで使う通常の呼吸穴のある診察ベッドのみ。患者の貴重品は籠に入れて患者の目の前に置く。
④…中肉中背、60代後半くらいの前頭頂部の毛髪が薄い男性。顔が少々脂ぎっている。対応は普通。口数は多くも少なくもなく氣さくに話す。話題は治療と患者の体調のみ。
⑤…最初に(写真がたくさんある壁の下のソファーで)問診票を書かされる。既往歴やアレルギーの有無は当然だが、【レントゲンを撮ったことがあるか】。【CT、MRIを撮ったことがあるか】。【治療でどういう状態になることを希望すりか】などの細かい項目が多かった。全項目で40個も書かなければならない。
この問診票を書き終えると診察室に通される。
問診票を見ながら、カイロプラクターはなぜか、「ジョギング後に腰が痛む」、「急激な運動で肩を痛めた」と読み上げながら、小さく声を挙げて笑っていた。
用意された小さな椅子に座ると、カイロプラクターがノート型パソコンを持参して現れ、表示される画像と文章に合わせた口頭での治療の方針とやり方の説明が始まる。
内容は身体が歪む理由、無理な姿勢の弊害、人体に悪い影響を与えるもの、治療は自然治癒の手助け、など、雑誌やテレビの健康特集の範囲内でしかないものが多く、しかも説明が長すぎる。15分経過したあたりから腰が痛み始めたが我慢していると「どうしました?寒いですか?」と聞かれたので正直に腰が痛いと答えたら「では治療に入りましょう。説明はまた後で。」と言われ、治療開始となる。
最初にカイロプラクターと向き合い、【前習え】の腕の位置から掌を合わせ、上体が左右にどれだけ回旋するか確認する。次に前屈。右肩も外旋と外転、後方伸展を確認。そして診察ベッドにうつ伏せに臥床。
その体位で肩の三角筋の一部づつを軽く抑えながら、ゆっくりと腕の前後上下運動を行う。肘は曲げたり伸ばしたりする。
腰については、膝を伸ばしたまま、或いは曲げたままで外旋や挙上を、ゆっくりと行った。
いろいろな部分を抑え、可動域を制限しながらだったり解放しながらだったりの他動運動だった。治療に要した時間は1時間半くらい。
料金は初診料として2000円。通常施術で5000円の合計7000円だが、当院のホームページを見るか新聞チラシを見て来院した場合は2980円になるとの事。
私は最初に、表の幟旗を見て来たと言っていたが、なぜか今回限りということで2980円に収まった。
尚、この院には治療用の回数券があり、10回券購入で1回分お得になり、20回券購入で3回分お得になるとの事。
⑥…治療日の3日前に電話で午後1時と予約したにも関わらず、その時刻に来院したら「あれ?あなた午前10時の予約じゃなかったっけ?。まあいいや。入って。」と言われた。 時間に不審を抱いた割には直ぐに対応するのも妙な氣がした。
※…アパートの一室を工夫なくそのまま治療としているので玄関は健常者用。車椅子や松葉杖の人の他、歩行の不自由な人にはどう対応するかは不明。
※…待合室の壁一面に貼られた自分と患者の写真や感想文は、来院者からの信頼を高める演出かも知れないが、評価は術後に患者さんが自己判断するものなので、これ見よがしに張り出すのは賛同できない。
※…治療方針と施術内容を説明するのはいいがとにかく長すぎる。しかも、健康に関心ある人なら既に知っている知識。身体が痛む患者さんに聞かせるなら、安楽な体位を取らせたうえで要点を絞り手短に済ませて欲しいと思った。
※…2LDKの8畳ほどの一室で施術するわけだが、窓を閉め切って換気扇もない。辞世を考える必要はあると思う(術者はマスクは装着していた)。
※カイロプラクターは最初はワイシャツとズボン姿だったが、いざ施術となると、薄紫の作務衣を纏い、布網の草鞋を履いたスタイルで現れた。このスタイルが機能的くどうかはわからないが必要性から言えば、術者と患者の氣分を変えるためか、術者が学んだカイロの方針かと思われる。
※…術者はこの部屋を住居にも使っているらしく、室内から種々の生活臭がしていた。患者に不快感を与えない工夫の必要性を痛感した。
- 前ページ
- 次ページ