最近、人の亡くなる報道が続くんだけど、幸いもう何年も近しい人のために

礼服を着ることがない。そんな自分なものだから、親しい人の退職でひどく

凹んでいる。


先週末、長年一緒にやってきて60歳を過ぎてもマイスターという、職人扱いで

継続雇用されてた”おっちゃん”が、契約打ち切りを宣告された。


自分も、周りの人も、永遠に一緒に仕事できるような錯覚をしていたんだと、

知らされた気がする。


数日、それを現実として受け止められなかった。その間、だれも送別会の話を

切り出さなかった。自分と同じ気持ちで、そうできなかったと思いたい。


でも来週いっぱいまでしか、出社しないという。時間がない。きちんとお礼を言

って、口下手なおっちゃんの思いをまっすぐ聞くための時間が。


とりあえず、知る限りの人にはメールで退職のことを伝えた。ありきたりで、

芸がないが、”お疲れ様会”という飲み会を設けることにした。


俺の心、脳、沈んでいないで、CPUフル稼働で、思いつく限りの、でき得る限

りの素敵な集まりを描かせて。