はじめに
私は家庭連合(旧統一教会)の現役2世信者です。
このブログを通して、
・宗教2世問題は共産主義者(全国弁連)と家庭連合(ないし友好団体である国際勝共連合)との闘いであること
・宗教二世問題は国が介入する問題ではない、親子間の問題であること
・解散命令を下した場合の現役2世信者の心理的な傷や人権侵害、家庭連合の有益性
についてメディアが報じない真相を伝えられたらと思います。
(※このブログは裁判所に提出した陳述書の内容です。一信徒が裁判官に向けた内容となっておりますこと、ご理解、ご了承ください。)
目次
- 私の信仰について
- 両親の信仰について
- 宗教2世問題は教会(宗教)の問題ではなく親子間の問題である
- 宗教2世問題は共産主義と家庭連合の戦いのフィールドである
- 世界から見た家庭連合の姿と国内の宗教差別
- 現役2世の性質
- 解散命令請求が起きた場合、新たに生じてくる現役二世信者に対する深刻な人権侵害問題
- まとめ
1 私の信仰について
私の両親は家庭連合の合同祝福結婚式に参加して結婚しました。小学生の時から教会には週1回通っていましたが、中学3年生になると教会の責任者の方の話が面白くなかったので、一時的に教会から離れました。高校に入って、教会に少し反発するようになり、あまり教会に行かなくなりました。しかし、大学に入ってから家庭連合の教義を初めて本格的に学び、その教理に感動して、親が私に教会のことを勧めてくるのは私を愛しているからだということに気づきました。高校生の時はわかりませんでしたが、私は他の家庭と比較しても本当に幸せな家庭に生まれたなと今では心から思っています。
また、神様を知ったのは大学生の時で、その時から私の人生が好転したことは自他ともに認める事実です。私が神様を知る前と後では性格や考え方や目標さえも変わりましたし、人生が楽しくなりました。これはお世辞でもなんでもなく、実感したことであり真実です。神様を知る前は自分のことしか考えておらず、自己中心的だったと振り返ってみて思います。
今では世界の為に貢献したいという思いが出てきて、夢もできました。人生の行く道が分からず楽しくない人生から好転したのは、まさに家庭連合のおかげであり、教理のおかげであり、文鮮明先生と韓鶴子総裁のおかげです。
2 両親の信仰について
家庭連合は多くの人を救ってきました。一例として、私の両親について書きます。
父は元々頭が良く高校も県でトップクラスの高校に通っていて、哲学に興味があり、人生の目的が何か知るために大学に進学しました。そこで出会ったのが家庭連合の方でした。家庭連合の教義を学び、人生の目的がこれだと確信して自ら信仰する道へ進んでいます。今も父は他のどんな話をするときよりも家庭連合の教義について話すときの方が生き生きしています。この教義に従っていくことで家庭が守られ、不倫や浮気をせずしっかりと家庭が存続出来ていると確信しています。この事実を見ても少なくともひとりの男性を幸せに導いた家庭連合には世界にとって有益であると言いたいと思います。
次に、私の母の話です。私の母は幼い時から両親が喧嘩をしていて物が飛ぶことも多々あったそうです。すぐに両親は離婚し、父親から愛を満足に受けられないまま母親には「16歳までは育てる」と言い放たれて育てられたそうです。そのような家庭環境で育ったため、昔から結婚に希望が持てず、生涯独身のつもりだったそうです。
しかし、幸運なことに家庭連合の方と出会い、教義を聞き、真の父母様(文鮮明先生ご夫妻)も私の親なのだと教えられ、真の父母様から愛を感じながら生きてきたそうです。私はこの母の話を聞いて心から感動しました。実の親から愛を受けず、自分の人生に希望を持てない人を真の父母様は愛で救ったのです。少なくともこれで2名の人生を幸福に導いたということになります。このような教会員は私の両親に限らず、日本や世界中に大勢存在します。家庭連合が解散することは、その方々を傷つけることになるということは間違いありません。
3 宗教2世問題は教会(宗教)の問題ではなく親子間の問題である
今回、社会で注目されているいわゆる宗教2世問題ですが、私は信仰に関する親に対する子供の反発であると捉えました。これは、家庭の問題であって教会全体の問題ではありません。親が子供の幸せを想って教育することは普通のことです。それをしない親は子供を愛しているとは言えません。この状況を一般的に分かりやすい例で示すと、子供が危険な仕事に就きたい時に、親が反対してその仕事に就かせないように教えます。また、歌舞伎を仕事としている人の子供は、歌舞伎を継ぐ運命にあることも全くこの状況と変わりません。それは、歌舞伎が楽しいから子供にも勧めていると思います。この2つの例のどちらも子供に幸せになってほしくて教育しているという観点では同じです。
家庭連合の宗教2世問題も同様です。ただ、社会とかけ離れた宗教という価値観を持っているというだけであり、価値観が日本の中でマイノリティーなだけであって、親が子供に幸せになって欲しくて教育しているのは共通なのです。
よって、この宗教2世問題は、親が子供に幸せになってほしいがために起きた問題であり、これは親子間で解決すべき問題です。実際、私も親が行っている儀式を「一緒にやろう」と言われたとき、最初は全く理解できませんでした。しかし、家庭連合の教義を知ると、親は私が幸せになってほしくて勧めていたことがよく分かりました。この親の真意が分からない子供が宗教2世問題を起こしていると私は思っています。したがって、この問題は親子間で解決するべき問題であり、教会の問題ではありません。
4 宗教2世問題は共産主義と家庭連合の戦いのフィールドである
では、なぜこの宗教2世問題が起きているのでしょうか。解散命令請求と共産主義勢力の関係について私が知る内容を説明します。
一連の家庭連合バッシングには、共産主義者が大きく関わっています。共産主義者は、「軍事力を保持することが戦争の抑止力となる」が常識の世界情勢でも「平和を守る」という建前フレーズを用いて日本の軍事力を放棄させようとしています。共産主義者の目的は共産主義の国に日本を侵略してもらうことです。要は反日左翼団体です。また、共産主義の思想には、宗教が人をだめにするとあります。
したがって、「宗教2世を守る」という建前フレーズを用いて宗教を壊しに行きたいのが本音です。全国霊感商法対策弁護士連絡会は宗教2世を守るために発足された団体ではなく、「スパイ防止法」の発足を阻止するために発足した反日の左翼集団です。日本がスパイを受け入れて共産主義国家にする目的で作られた団体です。このような内容は家庭連合も発表しています。
実際、社民党にスパイがいました。この宗教2世問題は、親子間の問題を共産主義者が利用して宗教を滅ぼそうとしているというのが真相です。その結果、宗教2世問題は共産主義と家庭連合の戦いのフィールドになってしまっています。
これらの事実は、一見信じがたいように見えるかもしれません。しかし、たとえば家庭連合を批判し、家庭連合に反対している存在を1から全て調べてみてください。そうすれば、家庭連合を攻撃している者の背後に漏れなく共産主義思想が存在していることが必ず明らかになります。自民党は家庭連合との関係断絶を宣言していますが、このことで喜ぶのは“国民全体”ではありません。共産主義者であるということを、知っていただきたいです。
5 世界から見た家庭連合の姿と国内の宗教差別
家庭連合と創設者が同じで友好団体である天宙平和連合(UPF)は、国連の正式なNGO団体として国連が認めています。また、文鮮明先生ご自身も国連で2度演説を行っています。また、世界平和女性連合(WFWP)も国連の正式なNGO団体として認定を受けています。
そして、UPFに対して、トランプ元大統領、マイクペンス米元副大統領、ニュート・ギングリッチ元米下院議長、ノーベル平和賞を受賞したフレデリック・デクラーク南アフリカ元大統領、パン・ギムン元国連事務総長、カンボジアのフンセン首相等の世界を代表する方々がUPFの理念に賛同し、大会への参加やメッセージを送ってくださったと聞いています。
また、アメリカ国務省が発表した「信仰の自由に関する国際報告書」の中で、家庭連合について以下のように述べられています。
政府の解釈によると、憲法は、個人とその個人が属する宗教団体が 法的に別個の存在であり、かつ個人が公職にある期間に宗教の代表者として活動しなければ、宗教団体が支援する政治団体に属する個人が国政に関わる公職に就くことを認めている。宗教団体はまた、政治家への働きかけや運動、また公の場で政治的意見を表明することが認められている。 ~(中略)~ 労働組合法は、何人も宗教によって労働組合員の資格を奪われないと定めている。日本は、市民的および政治的権利に関する国際規約の締約国である。 ~(中略)~ 米国大使館は、統一教会に関する諸問題に注視し、国会議員、政府規制当局、同教会の活動により影響を受ける者、そして同教会代表者との連絡を維持し、あらゆる事案において信仰の自由の重要性を強調した。
これらのことから、そもそも自民党が家庭連合の友好団体と関係を断つと表明している事実があってはいけないということが分かると思います。ただ、自民党の思想は家庭連合の思想と近いので訴えて負かすようなことはしません。
さらに、パリに拠点を置くNGO「良心の自由のための団体と個人の連携(CAP-Freedom of Conscience)」は、国連人権委員会に対して一連の声明を提出し、
統一教会は安倍元首相の暗殺以降、日本で「不寛容、差別、迫害運動」の被害者となった
と述べています。
また、教会側は、「報道機関による否定的な注目の結果、信者たちが攻撃や暴力、殺害の脅迫を受けた」と述べています。
これらを通して、今起きている統一教会に対する弾圧が差別であり、不当であることが分かるでしょう。
6 現役2世の性質
信者や2世は基本的に心がとても繊細な人が多く、声をあげている人はごく一部です。いわゆるサイレントマジョリティーです。この人たちは、この宗教2世問題が起きた今、ものすごく怖がっています。「声をあげたら統一教会の教会員ということがばれて自分が嫌われてしまうのではないか、いじめにあってしまうのではないか、先生から意地悪されるのではないか」と、びくびくしています。人を批判すると心が痛いので、声をあげる人が少ないのです。私の陳述書のように裁判所に提出されていなくても、本当は私と同じ意見の方がたくさんいるのは間違いありません。
7 解散命令請求が起きた場合、新たに生じてくる現役二世信者に対する深刻な人権侵害問題
解散命令請求が起きた場合、新たな二世問題が出てくることは間違いありません。それは、宗教2世の人権が侵害されることです。
私自身も昔から家庭連合の2世であることを隠しながら生きてきました。なぜなら、宗教に入っているという事実を知ったら「友達がいなくなるのではないか、嫌われるのではないか、いじめにあうのではないか、表面的には付き合っていても陰ではよく思われなくなるのではないか、大学から退学命令が下されるのではないか、先生がいじめてくるのではないか」等、たくさんの不安があるからです。
この不安は妄想のように思われるかもしれませんが、実際に起きたことがほとんどです。ある2世が大学の教授から、統一教会の信徒ということをその場で生徒にばらされて統一教会を批判することを何度も言われたそうです。このようなことは人権侵害ですし、その子供の心が傷ついたのは間違いありません。
このように、宗教を受け入れられない日本社会の大人たちが宗教2世を苦しめ、傷つけています。これは本当の話です。実際、米国務省の報告によると、
安倍元首相の暗殺後、統一教会職員は、全国で数百件の嫌がらせの事案を記録した。暗殺直後、統一教会本部と複数の地方支部は、数多くの殺害脅迫や、日本から出て行けという要求があったと報告した。同教会によると、嫌がらせ電話や破壊行為はその後数カ月間も続いた。
とあります。
宗教を受け入れようという声があがり、大きな運動が起きてもおかしくない今日の状況で、解散命令が下されれば、間違いなく宗教への偏見の目や差別の目が多くなるでしょう。それに伴って自殺する人も増えます。いじめも増えます。間違いなく増えます。傷つく2世の心は取り返しようがありません。もし、解散命令が下った場合、2世の死に対する責任があることは忘れてはいけません。
民主主義の根幹である信仰の自由が守られることを切に願います。
8 まとめ
最後に裁判所にお伝えしたい4点をまとめます。
- 解散命令を下した場合、傷つく現役信者と自殺する2世、拉致監禁や強制改宗の問題を危惧する必要があります。
- 宗教2世問題に対する行政や司法の介入は過剰介入であり、宗教2世問題は教会全体の問題ではなく親子間の問題であります。
- 宗教2世問題というフィールドで戦っているのは、反日左翼団体である共産主義者(全国弁連)と家庭連合(ないし友好団体である国際勝共連合)であり、実際の宗教2世問題は、各家庭の親子間として解決すべきものです。
- 家庭連合は社会と世界にとって有益な団体です。
以上
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。m(__)m