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雲と空

ことばと風景 - そして ― 私

 

  一本の樹が野に遺されて偶像といずれは成れと諭されている

 

   励ましと慰めの

   言葉の陰影

 

   あるいは

   あきらめよとの

   それとない忠告

 

   あの樹は

   遺されたのでも

   残ったのでもなく

 

   たまたまという隙間に

   在る のかもしれない