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雲と空

ことばと風景 - そして ― 私

 

  陽をあびて表も裏もくらくらときりもみしながら落葉の必然

 

    林の小道の散歩

    ほとんどの樹は裸になっている

    僅かに残った葉が

    風もないのに落ちてくる

 

    若葉のころは

    ひっぱってもちぎれなかった

    あの葉が、ない風に促されて

    くらくらと散っている

 

    拾うでない

    落ちた葉がどんなに美しかったとしても

    今日の記念になど、したくはない

 

    終わった「時」は静かに行かせなければ

 

    ただ、眺めるだけがいい