雲と空 -109ページ目

雲と空

ことばと風景 - そして ― 私

 

 僧形の雲がぽつんと流れゆく

 禁欲という悦楽のあり

 

  河川敷の

  朽ちかけのベンチ

 

  散歩の犬が

  訝しげに

  わたしを見る

 

  犬を曳く少年は 

  わたしに気づくことなく

  まっすぐ前をむいて

  駆けていく

 

  ゆうぐれは、ひそやかで

  しかも 多情だ、、、、、