人間は動物と違って、「言葉」を使って意思表示ができる。

その「言葉」とは、単純にコミュニケーションの言葉というだけでないらしい。自分と向き合うとき、他人の気持ちを考えるとき、その場の状況を読み取るときに使う、根本的な力なのだそう。


自分の感情なんだから、自分が考えていることなんだから、こんな感じ!とあえて言葉にせずともわかった気でいました。

それに、最近の言葉はとても便利で、「やばい」「エグい」みたいに、なんでも一言で、感情を表現できたり、状況を表したりすることができません?

だから、自分はちゃんと考えて、ちゃんと相手に伝えていた気になっていました。まあ、ちょっと自分の気持ちをわかりやすく伝えるのは下手だな。っと思っていたくらい。


でもそれって、深く考えていなかったんだなって気づきました。

自分と向き合うというのは、頭の中で自分と会話することで、やっぱりそこにも「言葉」が必要。

なんでそう思ったのか、原因はなんなのか、どうしたいのか、深く考えることで、自分自身が自分を理解できるようになる。

そうすれば、相手に誤認されずに伝えることができる。勝手に誤解されてすれ違うことも少なくなる。


思いやりを示すことができるのも、自分がされて嬉しかったことや嫌だったことが、具体的にわかってから、それを土台としてまた考えることができるから。

もちろん、自分が嬉しかったことが、すべての人が嬉しいと感じるわけではないことも理解して。


そうなれば、生きる上で当たり前のことがスムーズにできるようになるんだなあ。

自分から挨拶しようとか、ここはまず「ごめんなさい」だとか、自然に笑顔が作れるとか……。

こんな初歩の初歩的な当たり前は、考えて、想像して、表現して、伝えることから始まるんですね。