8日、県教委が県立高校の新たな削減(統廃合)の実施計画案を発表。全県で3校を減らす計画ですが、奈良市内では人気校の「平城高校」を削減対象にあげました。
さらに、今回の計画では生徒や保護者が切実に求めている「普通科」をバッサリ削減。一方で、「高等学校教育の質向上」と称して「特色化」が前面に押し出されています。
統廃合校以外の高校も、学校の「特色づくり」が強調され、学校名の変更も突然、迫っています。とくに、奈良市内の県立高校が大きく様変わりし、「平城高校」「登美ヶ丘高校」「西の京高校」「高円高校」「奈良朱雀高校」の学校名がなくされようとしています。
平城高校の校舎に、奈良高校が移転。平城高校は廃校にするという極めて乱暴なことを、当事者の声を一切聞かずに提案されました。
高校の改廃の条例改正案を、9月県議会に出すともいわれており、あまりに拙速です。
県教育長に対して、約3,600筆の計画撤回・見直しを求める署名(第一次分)がすでに提出されていますが、奈良市内の中学生にとっても進路選択を狭めるなど、深刻な問題がおきます。市議会3月定例会で質問しましたが、6月定例会でもぜひ取り上げていきたいと思います。
