🎯 今日の問題

長さ0.40mの糸の先におもりをつけ、点Oからつるして振り子をつくった。糸がたるまないように、鉛直方向とのなす角が60°となる位置まで引き上げ、おもりを静かにはなす。点Oの真下で0から0.20mの位置に釘がある。重力加速度の大きさを9.8とする。

(1)おもりが最下点に達したときの速さはいくらか。

(2)最下点を過ぎると糸が釘に引っかかり、釘を支点として振り子が振れる。鉛直方向と糸とのなす角が60°となるとき、おもりの速さはいくらか。

(3)おもりが最高点に達したとき、糸と鉛直方向とのなす角はいくらか。


🧠 解法のポイントと豆知識

今日は「釘が引っかかる振り子」の問題いくよ〜!

まずポイントは、エネルギー保存則ね!

🔹(1)最下点の速さを出すには、位置エネルギーが全部運動エネルギーになるってことを使う!

  • 振り子の長さは0.40m、角度が60°だから、高さの変化は
     0.40 × (1 - cos60°) = 0.40 × (1 - 0.5) = 0.20m
    → この0.20mの落差を使って速さを出すよ。

  • 速さv = √(2gh) = √(2×9.8×0.20) ≒ 2.0 m/s

🔹(2)釘に引っかかると、支点が変わる!残りの糸の長さは
 0.40 - 0.20 = 0.20m ね。

  • 角度60°での高さは 0.20×(1 - cos60°) = 0.20×0.5 = 0.10m
    → 今度は、最下点からこの高さまで上がるから、
     最下点のエネルギーがここでの運動エネルギー+位置エネルギーになる。

→ v = √(2g(0.20 - 0.10)) = √(2×9.8×0.10) ≒ 1.4 m/s

🔹(3)最高点はどこまで上がるの?ってことだけど、またエネルギー保存でいこう!

  • 最下点のエネルギー(0.20mぶん)をぜんぶ高さに変えたい。
     0.20×(1 - cosθ) = 0.20
    → cosθ = 0 → θ = 90°

つまり、おもりはちょうど横向き(水平)まで上がるってことだね!


🎥 解説動画のご紹介

タイトル:【振り子のエネルギー】長さ0.40mの糸の先におもりをつけ、点Oからつるして振り子をつくった。糸がたるまないように、鉛直方向とのなす角が60°となる位置まで引き上げ、おもりを静かにはなす。点Oの真下…
チャンネル名:理数個別チャンネル
動画URLhttps://youtu.be/DRfSraywD2g

この動画では、釘に引っかかるちょっと意地悪な振り子問題を、わかりやすく徹底解説してくれてるよ!


✨ 最後に・・・

いや〜今回の問題、ちょっとトリッキーだったけど、エネルギー保存則さえ押さえれば、意外とスッと解けちゃうんだよね!
振り子って見た目以上に奥深い!身の回りのブランコも、実は物理の宝庫なんだって思えるね!

それじゃ、次回も楽しく学んでいこう〜!