秋が深まり、また山を歩く。


代休を利用して筑波山までドライブ。
筑波神社から女体山頂を目指し、男体山頂を経て下山、という往復約4時間の山歩き。

歩き始めて体が温まるまでは、いつもどおりに
「なんで山なんて来ちゃったのかな、つかれたなー」って思うのだ。
しばらく歩くと息が切れてきちゃうのだけど、そうすると、なんだか脳に酸素が行き渡って、たまらなく気持ちがよくなってくる。
休むことなく歩き続けたくなる。

「頂」にこだわるわけではないのだけど、やはり、目的をはっきり決めて、見通しを持って進むのが好きなんだな、と思う。

これは、わたしの仕事のスタイルと同じ。
これやらなきゃだよね、ってなったら、
「いつまで?だれが?どうやるの?」
とすぐ迫る。
長い間締切のある作業に関わってきたことも大きいのだろう。
つい最近まで、みんなそうしているものだ、と思っていた。
やると決めたことはやりきるものだ、と。
でもそれだけが仕事のスタイルではないんだね。
頂を目指さないやりかたもあるし、もちろん思い通りにいかないことだってある。

何事も絶対の正解なんてないんだよ…。

下山後、「貸切」状態だった「つくばの湯」に浸かり、いま自分が登って下りてきたお山を眺めながら、思うのだった。

それにしても、実に楽しい休日だった。
夏に続いて秋も、ずいぶんやりたいことばかりやっている。
もうすぐ人生終わるんじゃないか、と思うほど。