去年の終わりころ、降って湧いたように関わることになった企画が、第一段階を完了した。

取り組むことが決まった時には、「やり切れるだろうか」と何日か泣いたりもした。

このたび、関わった方々をオンライン会議の画面で見たとき、自分でも思ってもいなかったけれど、涙がでてしまった。

そして、その後、この企画の責任者であるモトハシさんとの打ち合わせでは、
「もう僕はね、この先は迷わないよ、ナルさんでこの企画最後までやるから。今度はもう決めたからね」
と宣言してくれた。
開始当初は、「ナルさんでずっといくかどうかは、申し訳ないけどいまはわからない」と言われていたのだ。

この人はわたしが15年くらい、間近で仕事をしたいと焦がれてきた人。

やりたかったこと、叶えられてる…。
5年前、暗闇のなかで生きていくかどうか迷いながらも、次に声をかけてもらったらこの提案をしよう!と頑張って備えていた自分にありがとうと言いたい。

家に帰ると、二太郎の大学の友だち。
3人で楽しく鍋を食べ、ビールを飲む。
男子大学生の恋愛の話なんか聞いたりして。
二太郎は、二太郎で、自分の価値観を創造しようとして、そのなかで母もただの人なんだと気がつきつつあるのだろう。

遠く離れているけれど、数がたくさんいるわけでもないけれど、わたしには確かに思い合う人たちもいる。

自信がなくて、この6年間は3年日記しか買えなかった。
来年は再び10年日記を買おう。

生きていたら楽しいことに出会えることもある。
もちろん、つらいこともあるのだけど。
自分を信じて、誠実に日々を送ること、大切なのは結局それだけ。

もう少し、もう少し、生きていたいな、と心から思う、このごろ。