最近食べ物のことがまた気になるように。
ある日の夕食。

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鯵のハンバーグと大根の薄味煮チーズがけ、水餃子。
なんかさみしい食卓?
よそのうちではどんなものを食べているのかな?
みんなもっと品数多いのかな?

私はだいたいメインの他に小鉢が2つくらい。この日は水餃子があったので、小鉢は一つ。
ほぼ毎日二太郎とふたりの食卓。
二太郎は出されたものに文句は言わないけど、感想は言ってくれる。そして外食が嫌い。例え納豆ごはんとお味噌汁だけでもうちで食べる、という。
母と出掛けたくない年頃だから、というのもあるんだろうが…。

そして、一姫。
学校に行かなくなった一姫に、私は毎日お弁当を作り続ける。
食べる日もあれば、食べない日もある。
食べたとしても、帰宅すれば、ダイニングやリビングのテーブルにはその残骸が見苦しく残されている。
それでも食べたならいい、と最近は思う。

一姫は学校に行かなくなってから、二、三度ばかり私に
「ありがとう」
と言った。
「今更遅いのかもしれないけど、いつも家のこととかありがとう」
とか、
「学校に行かなくてもいいと言ってくれてありがとう」
とか。

でも、「ごめんね」は言わない。
それが、私にとっては救い。
自分のしてきたことが間違っていた、と認めるのは大人でも難しいし、ましてそれを受け入れて変えていくのは大変な労力。まだ一姫はそこまで行けなくていい。

いまは、ありがとうと言えたことと、時々私の作ったものを少しでも食べていること、それでいい。
母を否定して生きるのは本当に辛いことだから。