毎日行き先も告げず、こんな時間まで帰ってこない一姫。

電話などは2度とするまい、とだいぶ前に誓いました。

最近思うのは、1度与えてしまったものは取り上げられないな、ということです。

よく二太郎の友だちのお母さんたちが
「頭に来て携帯電話とりあげてやった!」とか、
「タブレットは禁止にした!」
とか言うけれど。
私自身も少し前まで一姫からスマートフォンを没収したりしてみたけれど。

ものにしてもその他にしても1度許してしまったものを取り消すことはかなり難しいし、なんの効果もないのではないかな。

そう、私はそうして沈黙することにしたのです。

でも、決めても決めても心が揺らぎます。

帰宅を待つ間いろいろ、いろいろ考えて、やっぱり親として何か言わなくちゃじゃないか、とか、カニ男になんとか言ってもらうべきなんじゃとか。

でも、いつも子どもたちに言ってきたように、自分で決めたことは守るのです。

それが格好いいし、気持ちいい。
なりたくない自分にはもうならない。

だから私は沈黙を、守るのです。
守れた自分が好きです。