娘が私のお腹に来てからの日数のことです。

今から遡ってこの日数、嘘偽りなく毎日娘のことを考えて過ごしてきました。考えなかった日は一日もありません。

だから、もういいじゃない。

それは私が考えたくてそうしてきたことで、後悔もまったくしていない。
むしろ、自分以外の人のことをそれだけ考えられるなんて人生でまたとない貴重な経験だと思う。

だから、こんなに思ってきたのに!!なんて言うのはまったくのお門違い。

先日、義母に
「おかあさんは二太郎のことだけがかわいいと思っている」
と言った一姫。

二太郎にも
「おかあさんは一姫のことばかり考えてるみたいだ」

と言われたことがある。

二人とも正しいのかもしれない。
母は、二人のことでいっぱいで、そのときそばにいない方のことはとにかく心配だった。
どちらかがいないときに、救急車のサイレンを聞いただけで表に出てしまったことが何度あったか。

でも、もういいじゃない。

自分で満足できるくらいずぅっと考えてきたら。

もうじき、一年に一日くらい、
「あっ、今日は子どものこと忘れてた」
って日が来るのかもだし。

いやいや、離れている時間が増えたら、増えたで、考える時間が増えるのかも。

なんてすてきで虚しい商売、おかあさんって。