昨日は高校の面談。
問題のない生徒は保護者のみ、赤点ふたつ、平均点40点未満の一姫は三者面談。
昨年の夏休み直前も成績不良で呼び出され、おまけに生活態度がひどすぎると目の前で先生に強く批判される一姫を見て泣いてしまった私。
今年は泣くまいと思っていたのに泣いてしまいました。
昨年は親として情けなくて涙がこぼれたのですが、今年は先生の正論を聞いているうちに、
「それは今の一姫の心に響かないどころか逆効果なんですけど、先生、もういいです。」
と叫びたくなってしまい、ああこんな風に外でつらい思いをしてるんだな、と思ったら泣けてしまいました。

もとはといえばやることをやっていない一姫のせいではあるのですが、一姫の毎日が憂いのないものではなく、おまけにそれを母のせいにして暴言を吐き、つじつまのあわない行動で埋め合わせている。

ただやらなきゃならないと思うことをやればいいのに。そのことを一番わかっているのは一姫自身。なのにやれない自分を何かのせいにしなくてはいけないので、母のせいにする。

私に一ミリも非がないわけではないにしても、一姫の今の言動はそんな仕組みで出来ている、そのことは充分わかっているのに、それでも私はお母さんの絶対基準がほしくてたまらなくなる。自分を肯定するために。それで大丈夫ですよ、65点くらいはできてますよ、と誰かに言ってもらいたい。

普通は旦那さんがその役割をしてくれるのだろうけど、カニ男を大事にしてこなかった私にはそれも望めない。自業自得だ。

面談のあと、留学ジャーナルにも行かされる。個人的には「英語のできる馬鹿」なんてどこに行っても通用しないし、今の状態で100万近くも出して海外に遊びに行くなんてどこの大富豪じゃ?っていうのが本音だけど、カニ男が行かせるというならもう私は何も言わない。それでいいんだろう。

帰りの電車のなかで人目もはばからず、だらだら涙をこぼした。

帰宅してから一姫の汚れた(本当に汚れた)シーツを交換し、飲み食いして散らかしたものを片付け、洗濯物を回収する。一姫のためじゃない、自分がやってあげればよかったなあって後悔しないため。

そう、もっと自分本意にやっていくんだ。あなたのためなんだよ、なんてもう2度と言わない。全部自分のためにやる。

小言ばかり言って自分の持ち時間を無駄遣いするのはいやだからもう言わない。

お金のこと心配してカニ男に嫌な顔されるの嫌だからもうしない。

お母さんとしては赤点ですか。
誰か評価してくれないかな。
おとなになると毎日試験。
その評価は知らされることはない。