今日の一姫のお弁当。鶏の照り焼き。
なんだかんだ言ってお弁当は毎日持っていき、毎日完食です。
そして、一姫のお誕生日のための小さなケーキ。
ラップをかけてしまったので見苦しくなってしまいました。
帰宅した一姫に
「お誕生日おめでとう、ケーキあるよ」
とだけ声をかけておきました。
しばらく自分の部屋にこもってから、おもむろにケーキを食べだす一姫。
テーブルにおかれたケーキを無視するほどの勇気もなく、またケーキの誘惑にも勝てなかったとみえます。私がかいた誕生日のカードも無視するかと思いきや、部屋に持っていきました。
元気で大きくなってくれたことを本当に感謝しています。グアムで、迎えた6歳の誕生日以外、16年間こうしてケーキをつくり続け、食べ続けてくれたことも。
もし、子どもに大切な何かをひとつしか伝えられないとしたら。
死んでいい人などこの世にひとりもいないのだ、ということを伝えたい、と思います。
どんな人でも必ずおかあさんがいます。
重い思いや、悪阻を乗り越えて、約8ヶ月お腹のであたため、苦しい思いをして産み落とし、夜も眠らずに育てた母がいます。様々な事情があって全てのお世話をしてこられなかったおかあさんも中にはいると思います。でも、間違いなく、苦しんでこの世に送りだした母はいます。どんな人でも。だから死んでいい人などいないのです。
生きてること そのことに一番意味があるのです。
25年ぶりに「死にたい」と声をあげて泣いた夜、命の大切さを再認識しました。
産まれて、いまを生きてくれて、ありがとう。
また少しがんばれそうな気がしました。