わたしは、そんなに正しくない母だったのだろうか…

わかりません。まったくわかりません。

一姫はまた今日学校を休み、用意しておいたご飯も気に食わないものは手をつけず、昨夜も菓子パンなどを帰りに食べてきたらしく、ご飯を、わざと食べず。

今日の夕食の最中に寮のある学校に転校したい、見学に行きたい、3月に転校の試験を受けたい。などと言い出し、やんわりと、本当にやんわりと、「留学がだめなら次ははい、転校、なんて焦って決めてもいいことないよ」と言うと、「もう、いいっ!」と自室にこもってしまいました。

そのあと二太郎に言われました。
「甘やかしすぎだと思う。お母さんは一姫のことばかり考えているように、見える」と言われました。珍しく自分の感情を出して泣いた二太郎。

二太郎に迷惑を、かけているのは確か。

それに、普通に考えて、一姫はただ甘えているだけだと思う。ただ親にうるさく言われたくない、学校がなんとなくおもしろくない、そんな理由で転校したい、なんてどう考えてもまかり通る話ではない。おまけに、自分の身の回りのこともできず、勉強もしない。

自分がやったことが自分に返ってくるんだよ、ってことは言い続けてきたこと。

もういい加減にびしっといいたい。でも自信はない…。やはり、正しくない母なんだろうか。