私の勤める会社では、月に一回「全体朝礼」というのが
行われます。これに私は長らく出席していませんでした。
いつも留守番を仰せつかってきたからです。
でも、いつのころからか、「特別」だから出席免除されてる、
と思いだした人たちがいたらしくて。実際は、以前の納会でみんな
が飲み食いしているときも留守番。仕事が立て込んで一秒でも惜しいので
仕事をしながら留守番。ってだけだったんだけど。
なので、二つの建物に分かれているわが社、お隣の人は顔も知らない
人もいるわけです。私の存在すら知らず、なんの仕事をしているかも
もちろん、知らない・・・
今回、頼んだわけでもないのに、破格の昇給をしてくれたらしく、
そのことが報告されたときに「なんでこの人、こんな給料上げなあかんの?
こいつだれやねん!」という意見が出て、Q太郎が「お願い、朝礼出て」と言われ、
出席してみました。もお、「出席してますからねっ」て社長の真ん前に座ってやりました。
この社長の話がすごーく長いのですが、普段じっと座っていることなんか
ないので、ちょうどいろいろ考えられてよかったです。
仕事のことを考えていたら、そこから派生して、
人生とは「積み木」か「ブロック」だなあ、と思いました。
ひとつ、ひとつの部品はなんの形でもないけど、
積み重ねることでなんにでもなれる。
一番下の段をきちんと積んでおかないと
高く積めたように見えても、必ずすべて崩れる。
完成した大きなものをイメージしながらも、
自分に今できるのは、ただひとつの部品を積むことだけ。
幼いころから、きちんとこれを積んでこなかった私。
35歳を過ぎてから、崩れおちていた部品を拾い集めて丁寧に積んでいます。
それはそれで、面白いのかもだけど、私から生まれた子供は
ちょっと進化してほしいなあ。
今から、ちゃんと積んどきな!