初めましてのかたに

息子は、我が家の三人目の子どもで長男。

2000年生まれ。

1歳にならないうちに筋ジストロフィー症と告知される。

 一時保育で保育園に通いながら、年中からは姉たちも通った幼稚園に入園。小学校も姉たちが卒業した小学校の通常学級に通い、無事卒業。中学校は、在籍は支援級だったがほぼ通常学級で過ごした。中学校2年生の冬から不登校になり、3年生は修学旅行と文化祭と卒業式だけ出席した。通信制高校に進学するが、定期テストを受けに登校するのが体力的に厳しく中退を決める。それから自宅で過ごしていたが…。

 

2023年秋から画策し、突然「東京で一人暮らしするから」と宣言し、あれよあれよと準備を進め、住所を移し、ついに2024年3月22日から東京都民となった。

5月9日、生まれ故郷を出て上京し、息子の新生活はスタートを切った。

一人暮らしとは言っても、24時間訪問介護を受けての生活になる。これまで介助してきたいろいろを引き継ぐために私も引越しに同行し、しばらく滞在していた。不安は残っていたが、どこかで区切りをつけないとならないので、6月3日、心を鬼にして自宅へ戻った。

 

息子の衣装ケース

息子が上京するときに、

家でタンス代わりに使っていた衣装ケースを持って行った。

我が家では、奥行60センチぐらい幅・深さ30センチぐらいの引き出しを

三列×3段で使っていた。

東京の部屋ではスペースがなく、

5段と4段(+小型の衣装ケース)を一列ずつで積み上げた。

「ギシギシ鳴って下のやつがゆがんで来たから買い替える」と

報告があった。

「服も入れ替える。邪魔なの処分していい??」と聞かれたので、

「古いのは処分した方がいいね」と答えた。

でも、よく聞いてみると、新しいけど着そうにないやつが多いらしい。

 

こちらでは、長袖Tシャツがヘビロテで、

一年に350日ぐらい長袖Tシャツで過ごしていた。

トレーナーやセーターは

「(腰のあたりで)たごまると邪魔」と言って嫌がった。

※たごまる、は方言です。衣類などにしわ寄せがあって溜まってしまう

みたいな時に使います。

7月末から8月半ばぐらいは半袖Tシャツで過ごす日もあったが、

就寝前に長袖Tシャツに着替える日がほとんどだった。

 

「こっちでは長袖Tシャツ着ないんよ」

「もっと厚手じゃないと寒くて」

「で、すぐに半袖じゃないと暑くてやってらんない日が来る」

とのことで、買い足しもしてたくさん持って行った長袖Tシャツが、

邪魔になっているらしい。

 

衣装ケースの入れ替えも、長袖Tシャツの処分も、

ヘルパーさんが手早く作業してくださったようだ。

「余計な物を持たせて、申し訳ありません」

この場を借りてお詫びしたい。