実は、二女の結婚式の一週間前には、

息子は出席できないんだ・・・と

諦めモードに入っていました。

 

息子の新車(電動車椅子)は間に合わず、

ストレッチャーでの移動ということなり、

ケアマネさんが、

ヘルパーさん二人介助で、民間救急車で・・・と

計画してくださった。

気管切開してから入退院以外の移動はしていなかったので、

記念すべき初めてのお出かけだったのもあり、

持ち物のリストや、

ベッドからストレッチャーへの移乗の手順など、

本人とのコンタクトも密にして、

細かく配慮していただきました。

 

何より、二女が、弟に出席してもらいたい、

という強い希望を持っていて、

早くから式場のプランナーさんにも伝え、

二女の夫君も、その気持ちを最大限に尊重してくれていました。

 

にもかかわらず・・・・

あと一週間という時期になって、

使うはずのエレベーターが修理中で、

駐車場から式場のある階へ上がれそうにない、

と伝えられてきました。

 

涙声で℡をしてきた二女

「一晩泣いていた」と翌朝の連絡・・・

正直に言うと、私は、ほとんど諦めていました。

残念だけれどしかたがない・・・。

ここで「どうしても出席させたい」と言って、

かついで上がる・・・、なんてなって、

たくさんの人に迷惑をかけるわけにはいかない・・・。

と自分に言い聞かせていました。

 

でも、二女と夫君はあきらめませんでした。

ストレッチャーの長さを正確に測ってもらったり、

小型ストレッチャーと替えることができないか、

民間救急のスタッフさんに何度も問い合わせ、

式場の関係者にも何度も掛け合ってくれました。

救急のスタッフさんも親身になってくださって、

エレベーターに入ることができるのか、

ストレッチャーでリハーサルをすることを申し出てくれました。

二女の夫君は、あちこち問い合わせ、

式場の入っている建物の管理会社に連絡をとってくれました。

 

そうしたら、なんと、あっさりと、

駐車場から直結の貨物運搬用に

大きなエレベーターがあることがわかりました。

途中で乗り換えることにはなるのですが・・・。

その大きなエレベーターの存在がわかったのが、

式の2日前・・・。

式の前日に

空のストレッチャーでリハーサルをおこない、

息子の出席が可能、と確信が持てたのは、

式前日の夕方になっていました。

 

早めに諦めてしまわなくて、本当によかった、

と心から思いました。

 

でも、

自分の考え方のゆがみ、卑屈さ、を思い知らされ、

息子への申し訳なさが押し寄せてきました。

これまで、いろいろな場面で、

たいへんだから、迷惑をかけるから、と、

息子の希望をかなえずに、

諦めさせてきたことが多かった、と痛感しました。

 

 

 

 

だから出て行かれてしまったんだ・・・・と。