170万部の超ベストセラー小説 夢をかなえるゾウ の舞台を見てきた。
こちら「We舞台 」と言われているのは、インターネット上でパフォーマーのオーディションをしていて、その最終選考がこの舞台「夢をかなえるゾウ」のワンシーンとして行われるというようにリンクしているもの。
とにかくいろんな要素が入っていてすごい見ごたえがあった。
テレビドラマでは女の子の恋愛問題とか結構ライトな感じで取り上げられていたけど、舞台で取り上げられた題材は「リストラ」と「夢を追いかける若者」。
舞台の準備なんてずいぶん前からされていただろうに、今このタイミングで「リストラ」がテーマというすごい現代の問題を切り抜いていたり、私たち音楽業界にいると必ずぶつかる「夢を追いかける」思いと家族の理解。
諦められなかったり挫折したりという心情がすごく身近に感じられ、涙こぼれるシーンも多々。
おかげで公演中にコンタクトがズレて大変だったくらい
そんな重く感じてしまいそうなテーマなのだけど、関西弁の神様「ガネーシャ」のキャラクターがそれを面白おかしく表現してくれる。テレビドラマの古田新太さんとはまた違った味のある俳優、小松政夫さんがコミカルに演じていた。
映像やセットのシンプルかつ分かりやすい表現や、さまざまなタイプのダンスがシーンを表現するなど、現代美術展や創作ダンスを見ているような感じで、サーカスのシーンはサーカス団ならではの技を間近で見ることができて、どんどん引き込まれた。
見ている中で色んな人に見てもらいたいと思ったけど、中でも一番見に来てほしいと思ったのは、
今、進路に悩んでいる、迷っている人。
やりたいことがあるけど両親に打ち明けられずにいる人には親子で見に来てほしいと思った。
次に見てほしいと思ったのは、
仕事や勉強、部活などでうまく結果が出せず悩んでいる人。
もともと原作が自己啓発の本なのだけど、小さなことから行動することで変化をもたらせられるっていうキッカケみたいのが見つけられると思う。
あとはダンスが好きな人、舞台が好きな人、芸能の仕事に興味がある人…などなど。
色んな面で「参考になること」が表現されている舞台だと思う。
一番安いチケットで4500円からという、ミュージカルや舞台では結構お手頃な価格設定なので是非見てほしいです。
しかもね、会場付近がすごい素敵だったの
それは次の投稿で。