現在、さまざまな場面で使用できる有能なAIツールが数多く登場しています。
AIツールを活用することで、文章生成、画像生成、動画生成などが可能となり、これまで人間が行ってきた業務を代替することができます。
人が行うよりも業務の質を向上させるケースも多く、実際の活用例も豊富です。
しかし、実際に利用できるAIツールにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。
本記事では、数多くのAIツールの中から特におすすめな無料AIツールを５つ紹介します。
ぜひ、AIツールを選ぶ際の参考にしてください。
監修者 ライズ株式会社 代表取締役 福井亮眞
2016年11月に「学生×副業」で生計を立て、2018年に個人事業主として起業。SNS型投資詐欺、稼げない情報商材に騙されるも、2019年10月に法人を設立後、持ち前の営業力と知識・情報のアップデートで、「営業代行、コンサル」「ホームページの制作」「営業・AIの情報発信」「資産形成の情報発信」を行っております。
間違った知識・情報をアップデートせず正しい知識・情報をアップデートできるように是非ライズ株式会社の記事をご覧ください。
目次
最近注目されているAIツールとは？
みなさん、「ChatGPT」という名前を耳にしたことはありませんか？
PCやスマホでも使えるChatGPTは、AIツールの一種で、人間のように会話できるチャットAIや、文章から画像を作成するAIなど、驚くべき機能を持つツールが登場しています。
AIツールとは、ChatGPTのように人工知能（AI）技術を利用して、さまざまな作業を支援するツールです。業務効率化をサポートし、ビジネスや教育の分野で実験的に使用され始めています。
今回のブログでは、ChatGPTをはじめとする業務効率を向上させる無料のAIツールと、そのおすすめの使い方をご紹介します。
AIツールの有料版と無料版の違い
多くのAIツールには、無料プランと有料プランがあります。無料版は基本的な機能のみ提供されることが多く、利用できるAIモデルやデータ処理量に制限があります。まずは無料版を試すことで、有料版を購入する前にツールの性能や使い勝手を確認でき、リスクを最小限に抑えてAIツールの導入を検討できます。
AIツール初心者や、有料版の購入前に試したい方は、無料版の利用がおすすめです。一部のAIツールでは、個人利用ならほとんど制限なく、無料で多くの機能が使えるものもあります。今回は、そういった無料のAIツールを中心に紹介します。
AIツールを利用する際の注意点
AIツールはビジネスや個人的な用途で非常に便利ですが、使い方によっては逆効果となる場合もあります。使用時の注意点を2つ解説します。
情報の正しさを確認する
ChatGPTなどのAIで生成される文章は一見正しいように見えますが、AIには情報の正確さを判断する機能はありません。
モデルとして学習したデータが古い場合、最新の情報や事実を反映していないことがあります。特に急速に変化する分野では、生成された情報が誤っていることがあります。
利用する前に、必ず人間の目で確認することが必要です。
著作権のあるものは生成・利用できない
AIツールの中には、画像や音楽を生成できるものがあります。
しかし、著作権のあるキャラクターやロゴ、音楽などを生成することは、特別な許可がない限り著作権違反となります。
特にイラストなどを生成するAIツールでは、学習データに著作物が含まれていることがあり、著作権問題が深刻です。
画像だけでなく、論文や書籍の文章にも著作権があります。生成AIツールを使用する際は、利用するデータの著作権を確認してから利用するようにしましょう。
人気の無料AIツール5選
ChatGPT
公式サイト：https://openai.com/chatgpt/
ChatGPTは、人間のような自然な会話ができるチャット型AIツールです。2023年に日本語対応が追加され、一般ユーザーからビジネス関係者まで幅広く利用されています。
現在、無料版で利用できるのはChatGPT 3.5で、有料版では最新のChatGPT 4が提供されています。以下に、ChatGPTの活用例をいくつか紹介します。
メールやブログなどの文章を作成する
ChatGPTは自然な文章生成が得意で、業務メールやブログ記事の作成に役立ちます。箇条書きやテンプレートを送信することで、迅速に定型文やブログアイデアを生成できます。
Webサイトのページや、文章を要約する
C長文を自然に要約する能力があります。会議の議事録やWebサイトの記事など、長い文章から要点を抽出できます。URLを送信してWebページの内容を要約してもらうことも可能です。
プログラミングのコードを生成する
プログラミングの際に、「どんな関数やパッケージを使えばいいのかわからない…」といった場合に役立ちます。ChatGPTに質問することで、プログラムのコードを作成でき、効率的にプログラミングが進められます。ただし、複雑なコードの場合は人間による確認と調整が必要です。
Notion
Notionは、AIを搭載した多機能なタスク管理ツールです。タスク管理だけでなく、会議の議事録やアイデア出しなど、さまざまな作業を一つのツールで一元管理できます。。
公式サイト：https://www.notion.so/ja-jp
Notionの特徴
Notionの特徴
- 多彩なタスク表示オプション
- Notionは、タスクの表示方法が豊富で、カレンダー形式やリスト形式など、さまざまな形式でタスクを表示できます。目的に合わせて表示方法をカスタマイズできるため、使い勝手が良いです。
- AI搭載のメモ機能
- NotionのメモにはAI機能が搭載されており、メモの文章を要約したり、アイデア出しをサポートします。これにより、情報の整理やアイデアの発掘が効率的に行えます。
- クラウド保存でPCの容量を節約
- Notionで作成されたページはクラウド上のデータベースに保存されるため、PCの容量を圧迫する心配がありません。どこからでもアクセス可能で便利です。
- 無制限の個人利用
- 個人利用の場合、ページ数に制限がなく、毎日のタスク管理や会議の多い仕事でも十分に活用できます。特に、タスクやプロジェクト管理を一元化したい方におすすめです。
Notionは、シンプルで直感的な操作性と豊富な機能を兼ね備えたツールで、個人からビジネスまで幅広いユーザーに対応しています。
Microsoft Copilot
Microsoft Copilotは、Microsoftが開発したチャット型AIツールです。Windows 11のアシスタントツールとして、標準で搭載されています。
ChatGPTとの違いは？
CopilotはChatGPTと同じAIモデルを使用していますが、Microsoft製品のサポート機能に特化しています。以下に具体的な違いを説明します。
- Microsoft製品との連携
- CopilotはTeamsやExcelとの連携が可能で、特にビジネスユーザーにとって便利です。これらの機能は有料版で提供されていますが、無料版でもMicrosoft Edgeと連携して使用できます。
- Microsoft Edgeとの統合
- Microsoft EdgeのメニューにCopilotが追加されており、表示しているウェブページを要約する機能があります。これにより、ウェブコンテンツを迅速に理解できます。
- 使用するAIモデルのバージョン
- 無料版のChatGPTはバージョン3.5を使用していますが、Copilotはより精度の高いChatGPT 4を搭載しています。これにより、より高品質な回答が期待できます。
- ファイルサポート
- 無料版でもExcelや画像ファイルの送信が可能で、ビジネスシーンでの利用が促進されます。
Microsoft Copilotは、特にMicrosoft製品を日常的に使用するユーザーにとって、作業効率を大幅に向上させる強力なツールです。
公式サイト：https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-copilot
CLOVA note
CLOVA Noteは、スマホやPCで録音した会議などの音声をAIが文字に起こしてくれるツールです。LINEのAIテクノロジーブランド「LINE CLOVA」が開発しており、LINEアカウントがあれば無料で使用できます。
CLOVA noteの特徴
- 話者を区別して記録
- CLOVA Noteは、会議中の会話を話者ごとに区別して記録します。これにより、誰が何を話したのかを明確に把握できます。
- 要約機能
- 出力された文章をChatGPTやNotionなどのツールで要約することで、要点のまとまった議事録を簡単に作成できます。
- 無料版の利用時間
- 無料版でも最大600分/月の録音時間が利用可能です。通常は300分/月ですが、「サービス向上のための音声データ収集の同意について」に同意すると、さらに300分無料で利用できます。会議の多い仕事でも安心して使用できます。
CLOVA Noteは、音声を効率的に文字化し、その後の作業をスムーズに進めるのに役立つ便利なツールです。
公式サイト：https://clovanote.line.me/
Canva
canvaは、無料でクオリティの高い画像を作成できるデザインツールです。
特別なデザインのスキルがなくても、既存の素材やテンプレートが用意されているため、誰でも簡単にチラシやブログ用の画像を作ることができます。
Canvaの特徴
Canvaは、無料版でも300万点以上の画像やグラフィックが利用できるため、必要な素材をすぐに見つけることができます。
豊富なデザインテンプレートやフォントが揃っており、会社のプレゼンテーション作成やブログ用の画像作成に最適です。
文字から画像を生成するマジック機能や、AIを使った背景除去などの高度な機能は有料版で提供されますが、無料版でも回数制限付きでこれらの機能を試すことが可能です。
公式サイト：https://www.canva.com/ja_jp/learn/easytodesign/
まとめ
今回は無料で使えるAIツールを紹介しました。
AIツールを使う上で注意すべき点はありますが、使いこなすことで日々の作業効率を上げることができます。
近年のビジネスでも実際に、作業をAIツールに置き換えることで、浮いた時間を他の作業にあて売り上げを伸ばしている会社が増えています。
今後、AIツールはビジネスを効率化していく上で切り離せない存在になっていくため、今のうちに無料のAIツールを試してみて、効率化できる仕事を探してみましょう。
ライズ株式会社でも、代表の福井亮眞をはじめ、今回ご紹介したAIツールを、実際の業務に導入して活用しています。
