2020年はじめて観た作品はこちら。
【アンダー・ザ・シャドウ 影の魔物】
【あらすじ】
1988年、イラン・イラク戦争さなかの首都、テヘラン。
若き母親シデーは、5歳の娘と、最前線に招集された医師の夫の帰還を待っている。
ある日、彼女らが住むアパートにミサイルが落下。
爆発はしなかったものの、隣人が引き取った孤児メフディは、ミサイルが邪悪な神「ジン」を連れてきたと告げるのだった。
娘のドルサも、ジンの存在を主張し、様子もおかしくなっていく…。
アパートでは、戦争の激化と、立て続けに起こる異変に怯えた隣人たちが次々と疎開。
そして、遂に母娘2人だけになったアパートを「何か」が襲う…。
【登場人物】
シデー…母親、医者を目指していたが断念した。
ドルサ…娘、人形のドルサを大切にしている。
※大体メインで出てくるのはこの二人です。
【感想とネタバレ】
う~ん。。。って感じでした。笑
大体あらすじをみてから映画を観るんですが
この「何か」が大してなんでもないんですよね。
このパッケージもかなり誇大広告な気が...ってくらいホラー要素は少ないです。
ホラーとして期待して観ると拍子抜けしちゃうかもしれないです。
ただ、違う目線でみると面白いんじゃないかと思いました。
例えば…
ジン…実際コーランにも出てくる妖怪・精霊と似たようなもので
アラジンのジーニーのモデルにもなったアラブ系の世界では昔から知られているものみたいです。
シデーのエアロビ…本当、一心不乱にエアロビのビデオを見ながら踊り狂うんですよ。
その様子はちょっと異様です。
でも実はそのエアロビがシデーの中の西欧への憧れや、自由の象徴なのではないかと...
映画の中でエアロビを踊る時はカーテンを閉めたり、窓の修理屋が来たときにビデオを隠したりと
この状況の中でのタブーさを感じられるシーンがありました。
宗教警察…後半でシデーが着の身着のまま(胸元の開いたトップスにパジャマのズボン)で
ドルサを抱いて外に飛び出し、宗教警察に捕まってしまうんです。
拘置所の中でも”鞭打ちの刑になってもいいくらい”と言われてしまいます。
それくらいイスラム教の戒律?に対して物凄く厳しい時代背景だと分かりました。
以上のことをとってホラーって言うよりは宗教映画に近いのかな…と思ったり![]()
いやー、宗教をテーマにしている映画は好きなんですよね笑
大概はキリスト系が多いのですが今回のはイスラム系か!!って考えたら面白かったです。
ジンの正体は最後まで何かは分からないですが
描かれている姿が”チャドル”なんですよ。
※イランの女性が全身を覆う衣装
ってことは...
あくまで私の見解ですが、シデーは強気な性格で厳格なイスラム教信者でもなさそうでしたし
外の社会へ出たいという意思のある女性でした。
だけど、情勢や宗教的な理由があり家で子育てを余儀なくさせられる。
そういった不満が家庭に不穏な空気を生み出しジンといった姿となって現れた。
と推測してみたのですがいかがでしょうか...笑
実際家からは逃げたけれども、シデーが大切にしていた医学書とドルサが大切にしていた人形の頭は家に置き去りのままなんです。
ってことはこの問題は解決していないよっていう暗示なのか…?
ラストがはっきりしていないだけに、見た人によって色々な見解・感想があるかと思います。
実際わたしも他の人はどう捉えているのか他の方のブログを読んだりもしました笑
はっきりしたラストがないだけにモヤモヤするとは思います![]()
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もう一回観るかといわれたら私はみないかな…
笑
ちなみにNetflixで観られます![]()
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(2020年1/4現在)
