みんなはどうやって過ごしたのかな?



私は、でんぱ組のダンスレッスン、お仕事。
そして、ディアステに戻ってまたお仕事してました。

幸せなことだなっておもいました。



2012年の3月11日、私のいる秋葉原ディアステージは、

1年前のあの頃にやっていた節電アカペラライブをしてました。

ディアステージのステージにはすごいチカラがある。
みんなのチカラが集まっている。

私の居場所がここでよかったと感じました。


震災後はお店の復旧でたくさんディアステのみんなといました。
一人になるのが不安で、そんなとき仲間には本当に助けられた。


東京が少しずつ「いままで」を取り戻し始めた頃、
ディアステージで佐藤ひろ美さんのチャリティーイベントがありました。

佐藤さんの強さ、ファンの皆さんのまっすぐな気持ち。

言葉じゃうまくいえない何かに胸にあふれて
涙がいっぱい出た。

自分は何ができるのか、すごくとまどったりした。


その日のイベントの後にでんぱ組はステージでリハーサルがあったの。

ディアステのスタッフさんが佐藤さんに「でんぱ組観ると、結構元気出ますよ。」
って、言ってくださってたのが聞こえて。

なんか、でんぱ組が歌う意味を感じたんだよね。

くよくよしてられないぞ!!!って、
自分でんぱ組なんだぞって!

あらためて気合いが入った。

何気なくの言葉かもだけど、
その言葉を今もすごく覚えてる。



あの日から変わらないものと、
変わってしまったものを

とても鮮明に覚えていて。
敏感に感じる。

自分の頭の都合の良さに、少し自分を責めてたときもありました。
改めて気づいたり感じることが多すぎたからかな。

私の頭ではまだ「考える」まではいけなくて、
まだすべてを受け入れられてなくて。


「生きる」ということは考えても考えきれない。


今もたくさんの人々が支え合っていること。

私の身近な人にも、精一杯この日に
立ち向かっている人がいること。

「だれか」では抱えきれないとおもうから、
少しずつ感じながら、毎日を過ごしていきたいと思います。


地球の中じゃ、私はとてもちっちゃいけれど
誰かの心で、ほんの少しでもチカラになれるような。

そういう人になりたいって思います。


最後に、東日本大震災震により被災された方々へ、
心よりお見舞い申し上げます。




相沢梨紗