理佐side
とりあえずスマホを取りにいこうと、仕事を早めに切り上げて、残りの仕事をカバンに入れ昨日の居酒屋へ向かった。
理佐 「まじか定休日じゃん。」
まさかの定休日でそのまま家へ帰った。
もう由依帰ってるよね。気まずいな。ガチャ
理佐 「ただいま」
暗い。まだ帰ってきてないのだろうか。今日忙しそうに出てったし。
手を洗い、そのままシャワーを浴びいつもは作ってくれている夕ご飯がないので、軽くインスタントを食べて持ち帰った仕事をした。
10時00分。
遅いな由依。連絡もないしってスマホないんだった。早めに寝よう。
軽く由依が食べれるように夜食を作ってラップをして置き布団に入った。いつもなら由依が帰ってくるまで絶対に寝られないが今回は考えることが多すぎて、由依に会うのが気まずい。
11時00分
寝れない。
理佐 「さすがに遅すぎない?なんかあったのかな」
そう思ったらすぐ行動にでて、上着を羽織り、外を出ようとした。ガチャッ
理佐 「由依っ」
由依 「おお理佐ただいまなんで上着来てるの?」
理佐 「遅いから少し見に行こうとして、、」
由依 「えどこによ。てか連絡したけど」
理佐 「あうそ。ごめん見てなかった。」
由依 「、、、、嘘だ。理佐はいつも私からの連絡見忘れることない。スマホは?」
うわすぐばれたよ。でもここで居酒屋に忘れたなんて言えないし・・・
理佐 「実はどこかに置いてきちゃったんだよねぇハハ・・・ごめんなさい」
由依 「っっ・・・・・・・・先に寝てていいよ」
理佐 「??分かったおやすみ」
ほんとは由依なしじゃ寝つきが悪いけど、昨日から由依と気まずいから素直にベットに行く。なんか由依最後変だったような。とりあえず明日スマホを取りに行って、
ねるとのこともはっきりしないと。保乃のこともしっかりしないと。
由依side
ついついひかると話していたら遅くなってしまった。もう理佐は寝てるよね。いや寝てくれてるほうがありがたいんだけどね。ガチャ
理佐 「由依っ!」
玄関のドアを開けた瞬間、理佐が飛びついてきた。
うわ理佐の匂いだぁ。落ち着く・・・・じゃなくてなんで?
理佐 「遅いから見に行こうとして、、」
いや連絡したんだけどな・・・理佐が連絡見ないはずないし・・・まさか・・・
理佐 「実はどこかに置いてきちゃったんだよねハハ・・・ごめんなさい」
つじつまが完全にあってしまった。平然を装い、理佐に先に寝てていいよと言い、手洗いをすませた。
理佐からスマホを無くしたと言った瞬間なぜだかひかるが言っていたことを思い出した。考えてみれば、あの時理佐に電話して理佐が確かに出たはずなのになにも応答は来なかった。だけどあのざわざわは居酒屋と言われれば完全にそうだった。
由依 「浮気するなら優しくしないでよ・・・」
キッチンに行くと理佐が作ってくれたであろう夜食があった。なにを期待していたんだろう。こんなにも理佐は教えてくれていたのに。朝見た首元のやつはどこからどう見てもキスマで私がつけたものではない。理佐に振られるのが怖くて知らないふりをしたが、ひかるの話と理佐の行動がずっと頭をかけめぐる。
由依 「な・・にこれ・・・痛い・・・」
気づくと枕に顔を沈めて声が出ないように泣いていた。理佐が私を好きじゃないなら私は理佐のお荷物でしかない。頭いたい、胸が痛い、何も考えたくない。そう思い、これ以上考えることをやめて、理佐との別れ方について考えていたらいつのまにか泣き疲れてソファで寝てしまった。
由依 「うわひどい顔・・これは飽きられてもしかたないわ」
朝起きるとまだ早かったようで理佐はまだ寝ていて、洗面所に顔をゆすぎに行った。
目が大仏のようになっていて自分でも笑ってしまった。
理佐 「んんおは・・よう・・」
珍しくいつもより早く理佐が起きてきた。今なのかもしれない。もう考えたくない。
由依 「理佐・・・別れよう」
理佐side
理佐 「はいそれでお願いします」「あそれはこここうすればいいよ」
「貸して、私がやったほうが早い」「違う!!なんでこうなるまで言わないの!」
菅井 「・・・・・はぁ」
保乃 「理佐さん今日いつにもまして怖くないですか。泣いてる人が多いんですけど・・・」
菅井 「うん笑なにかあったんだろうね。それをこっちに当たられてもって思うけど、最近たるんできてたから社員にとっては前の理佐が帰ってきた感じで引き締まっていいけどね」
菅井さんがそれとなくフォローしているが、そろそろ止めるであろう。
何も考えられない。考えたくない。朝起きると由依になんの前触れなく別れを切り出された。夢だと思い、目をこすって聞き直したが、同じことを繰り返されただけだった。
理佐 「どうした?仕事で疲れた?最近話せてなかったもんね。」ギュッ
由依 「やめて離して。今日は他のとこで泊まるから荷物は少しずつ取りに来る」
それだけ言って、洗面所から出ていくのをぼーっと見ていた。ねるとの時が頭をよぎり、このまま分かったを言えばまた同じことの繰り返しだ。
理佐 ダダッ「なんで?別れたくない。飽きた?嫌なとこあるなら直すから」
走って、着替えている由依の前で一生懸命に思っていることを口に出す
由依 「予想と違ったな。理佐はこゆうとき私のためだとかなんとか思って分かったというと思ったんだけどな」
さすが由依。私のことはお見通しだ。でもそれは、少し前までの私。
理佐 「ちっちがう!だって口にしないとまた後悔するから・・・」
由依 「・・・また?なんのまた?あー浮気相手にも勘違いされるもんね。本命は飽きてるよって口にしないと!気づいてないとでも思った?」
理佐 「え浮気?なんのこと?私由依しか好きじゃないよ?」
由依 「もっと下手な嘘ついてよ」ドンッ
うわき・・うわ・き?いや待ってこの前のことは?だって由依は、、、いや気づいてたのか?そういえば、朝理佐が話してくれるまでってそうゆうことだったの?でもどうして、、、、、ガチャン
理佐 「由依ッ」
音がして、玄関のほうに行くと由依がもう仕事へ出て行っていた。
気づいたら、仕事場に行っていて、気づいたらいつもより仕事に没頭していた。