長くなります
ロリちゃんの話ではありません







先日、ビジュアル系ロックバンドの
ボーカルさんが自分の名前の漢字が
書けないと言っていた
だから小学生の時は勉強が
出来なかった、ばかだった、と


ある芸人さんは
行きたい大学に行くまでの
電車の通学経路が覚えられず
進学を断念した、と


本人も周りの出演者の方々も
みんな笑っていた

私は笑えなかった

おそらくお二方とも発達障害

そしておそらくボーカルさんは
『ディスレクシア』

トム・クルーズやスピルバーグで
聞いたことはあっても
その障がいについて何人が
理解しているだろう
「字が読めない」としか
思ってない人も多いはず

テレビで笑い話にできるほど
辛いことを乗り越えて
今が充実しているのかもしれない
本当はこんな風に同情や憐れみなど
受けたくないのかもしれない
ただ話題なりたかったのかもしれない

ここでこんな風に書いている私も
あるきっかけがなければ
周りのただ笑っている人たちと
同じだったと思う


ボーカルさんは自分が
『ディスレクシア』かもしれない
なんてことはきっと思ってない
そんな障がいがあることすら
知らないかもしれない


今は発達障害に対する支援が
かなり進んできた
けれども教育現場や親御さんたちの
認知度も低いのが現状
「うちの子に障がい⁉︎」と言って
認めない親もいる


辛い思いをしているのは誰か
大切なことは何か


一番大事なことが抜け落ちている


東大の中邑教授が支援するための
研究をしている
講演ではこんなことを言っていた

視力が悪い子は眼鏡をかける
じゃあ、文字が書けないなら
ワープロを使えばいい
計算ができないなら
計算機を使えばいい
裸眼を矯正視力にするなら
裸知能は矯正知能にすればいい

世の中がそういうことを理解して
それが当たり前になればいい

小さい頃から色んな子がいれば
色んな人がいることが
当たり前だと思うはず

訓練に時間を費やすよりも
その子ができることを伸ばす方が
生きていくのに大切なはず





『ばか』じゃないんだよ
ちょっとだけ他の人より
できないことがあるだけ
ボーカルさんは音楽ができる
歌も上手
芸人さんは人を楽しませることが上手
スポーツも上手


教育現場がそういうことを
もっと知って
子供たちにも色な子がいることを
理解してもらって
「ぼくはわたしはこれができません」
と言えて
できる子はできない子を手伝ったり
応援したりできるようになれば
学校が楽しい場所になる


自分自身の反省も含めて
発達障害についてほんの少しでも
興味を持つきっかけになれば
と思って書きました


不愉快に思った方がいたら
ごめんなさい


次からはまた
ロリちゃんの記事に戻ります


ここまで読んで下さった方
どうもありがとうございます