いろいろ余裕が出てきたこのごろ、日々の仕事はあれど溜まっている本を読んだり映画を見たり、
また購入を控えていたものを買ってみたりとのんびり過ごしております。

そのなかで、去年の秋に映画が公開され、復刻版が出版された絵本「くるみ割り人形」を購入。



幼いころ何百回も読み、夢中でページをめくり、眺めていたのはこの表紙だった。


何歳ぐらいかは覚えていないが、名前やいろいろを覚えているということは文字は読めた=
小学校には入っていたのかなぁ。これと同じかどうかは知らないけれど「くるみ割り人形」の
バレエを観に行くのに「まだ小さいからダメ」とわたしは留守番で、姉だけ連れてってもらった
恨みと連動しているので(笑)幼児だったのか…ううむ。

てなことはさておき、時代が変われば表紙も変わる。そりゃ復刻版だものね、仕方ないよねと
思うものの、まさか中身も変わってるとは思わなかった。

この本は全篇フルカラーの人形絵本で、その出来栄えたるやアメイジング。人形劇ではこれとNHKの
「三国志」は双璧だと思う。背景、小物に至るまで幼かったわたしには人形ではなく実物としか
思えなかった。あんなに大好きで大事な絵本だったのに、引っ越しや何かにまぎれて失い、
ようやくまた巡り会えた感動はとても大きかった。

30年以上経ってページをめくると、まずは懐かしさで涙が出た。夜9時を過ぎても眠らない
子供の部屋にやってきて、魔法でネズミにかえてしまうジャンカリン(当然のごとく子供のころは
信じていたし、親もジャンカリン来るよ!と言い聞かせに使っていた。本当に怖かった)ちょっと
不気味なドロッセルマイヤーおじさん、これまた怖すぎる二つ頭の白ネズミ「マウゼリンクス夫人」と
その息子である悪いネズミのシュヌルル。マウゼリンクス夫人にかけられたお姫様の呪いを解く
ために割る「クラカトウクのくるみ」授けられる真珠の剣。このややこしげなカタカナ名称を全部
覚えていたものね…

それほどに読み込んだ絵本だけあり、ページをめくるうちに子供心の遠い記憶との違和感が次第に
大きくなる。ネットで調べて確信したが、ページのレイアウトがかなり違うのだ。

昔のほうは、写真をページ全体に配してその上に文字をかぶせていたレイアウトが多かったのに
対し、復刻版はコマを割っているというか文字と写真を完全に分けているのが目立つ。

同じシーンで比較すると、とてもよくわかる。

旧版


新版


こちらも旧版と


新版


文字の読みやすさに配慮した結果だろうが、物語への引き込まれ度は格段に落ちた…と思うのは
大人になったわたしの心が硬く、狭くなったせいだろうか。絵本にしては文字の多い物語なので、
文字による余白が多いのはいかがなものかと大人の視点で思う。子供は文字などなくとも、または
その内容をきちんと理解できなくとも物語世界に入るのはとても簡単なのに。まして、ここまで
細部にわたり精巧で美しく、人形であることもわからなくなるほどの画像ならば。

表紙の違いでもわかるとおり、全体的にダークな怖い印象が軽減されている気もする。これも
時代の流れや意思なのかな…怖いのに引き込まれる、あの感覚よりも可愛らしいファンタジー色が
強い。

あとはマルチパン王国の夢のシーンで、旧版ではキキララの馬車の画像があり、とても可愛かったのに
丸ごと削除されていた…が、これは仕方ないのかな。「あのキキララはないかもしれない」と予想は
していた。

というわけで、読めば読むほど「これなんだけども、コレジャナイ。でもやっと再会できたしな…」
という複雑な気持ちになり、某オークションで旧版の購入を検討している次第でございます。


幼少期の大切な思い出と、大人になってから出会うのは良いと悪いの紙一重。
まずは「懐かしさ補正」で感動はするものの、あの頃の柔らかで新鮮な心がとっくに失われている
ことも自覚させられる。今回のように、復刻されたものが改変されていた場合は特に顕著になる。
「こんなんじゃなかったのに」と感じるのは、モノそのものの変化のせいか、知識や経験という
さまざまなメガネを装着している今の自分自身のせいか。


思い出は美しく。

昔を振り返って懐かしんだり涙したするには、まだ早いということなのかしら。
戻るには遠すぎるけれど、ノスタルジーに浸るにはまだ近い。

晩年のお楽しみにとっておいたほうがいいのかもね。
気持に余裕ができ、ようやく仕事や家事以外のことにぐるりと目を向けて堪能できる心地に。

昨日は友人Mさんからすごく欲しかった団扇が届いて大喜び。
ゲーム「戦国BASARA」の冬の陣なる公式イベントに参戦したMさんが買って送ってくれたのだー
じゃじゃーん。

まず片面は安定の推しキャラ慶ちゃん。しかし今回はこれだけではないのだよワトソン君。


もう片面はBASARA4のボスキャラ、足利義輝おじさまだったのですぞぉぉおお!


4のドラマルートで義輝のはじめてのお友達になった慶ちゃん。あのストーリーそのものも、もう
かわいいとしか言いようのない、すごく良いお話だったけど(昔の友達に大阪城から叩き出されたあとの
流れだったしね…)何が喜ばしいといって、やっと慶ちゃんにグッズ化その他の際のペアができたと
思うと目頭が熱くなる。ホントもうね、もうぼっちとか空気とか言わせないんだからね!

やや恨みがましく説明すると、このBASARAというゲームはキャラクターが多彩で数も多いのだが、
その数多いキャラクターたちはたいてい主従だったり好敵手だったりと、ペアで作られている。
主従セットにもできるし好敵手ライバルで別のセットになれるキャラクターも多数。不動のセンター
マーくん(伊達正宗)や真田幸村あたりはまさにそれで、自分たちの従者と申し分なくペアりつつ
お互いライバルで蒼紅というくくりもある。言い出せばキリがないほど、セット数も多様。

そのなかで、前田慶次というキャラクターだけ何故かペアがいない。どんなに
無理をしても、または公平な目で割り引いて見てもいないのだ。どこへ行っても見事に「三人目」。
そのかわり風来坊という設定のため誰とでも顔見知りだし絡めるものの、そもそもみんなペアで
出来上がっちゃってるもんだからやっぱり「三人目」。そんなふうなのでグッズ化もほとんどない。
ペアキャラありきで作られるグッズは相方がいないので(ペットのサルはいる)たいていハブられるし、
ピンでは人気投票11位のインパクトゆえかこれまた少ない。(まがりなりにもBASARA2、ナンバリングの
主人公なのだが)腐ったオタクにしかわからない話で申し訳ないが、わたしには拭いきれないトラウマも
ある。ほれ、ま○だらけとかああいう同人誌屋さんあるじゃない。ああいうとこって、ずらっと棚に
並んでて、まずは作品とかジャンルで分かれてるじゃない。で、そのなかでキャラクターとか
カップリングとかで分けてあって、目印としてファイルのインデックスみたいに飛び出た仕切りを
してあるじゃない。みんなそれを頼りに探すじゃない…その仕切りがなかったんだ…前田慶次という名では。
そりゃもう茫然としたよね。一応ジャンル自体は大きめで数も多い。そのなかで唯一の目印がない…
コレ全部から探せっちゅーんかいと。 アレは結構なトラウマですよ今でも。

しかし慶ちゃんファンは、そんなこんなもあまり気にしない。かといって、マイノリティの薄暗い
愉悦もない。ただ、小さな幸せを掴むすべを心得ている。ゲームにしろアニメにしろ新作情報があれば
「出てくれるだけで上出来!」と本当に喜べるのです。そのうえで、毎度ゲームのストーリーは
贔屓目ナシに見てもかなり良いのだからとても幸せ。アニメ2(IGのやつ)では一人だけ第二衣装
着せてもらったり、ひそかに優遇もされてるし。

だからそうそう、大人気じゃなくていいのよ。むしろそのへんの目立たないポジションで肩の力抜いて
作ってもらえた結果が良いものだから、不満はまったくない。言っちゃナンだけどマーくんを
見てごらんよ…特にこないだのアニメJE。不動のセンターで気合入れて露出を増やされるとあんなふうに
なっちゃうのよ。宴で布団みたいに馬に積まれたり。

だからグッズなんかもなくったっていいの。だいたいそんな、ゲームやアニメのグッズ集めるような
トシでもないし買ってどうすんのさ的なね、アレでね、ナニだったわりにね、今回の団扇に狂喜
するという(笑)いやあ…感慨深いねぇ。これから義輝さんとペアだと思うと…フウ。

というわけで、団扇ひとつでどんだけ語るねんとあきれつつも、BASARAの新作ですよー。実質4の
追加ディスクでタイトルは「皇」。4ではNPCだった義輝がプレイアブルになりましたよぉおおお!
もう超チート、超強ぇええ!と期待して禿げ上がりそう…そのうえ松永さんとの絡みとか慶ちゃんとの
はじめてのお友達はどうなのと、また発売日には運送会社さんに小芝居して一刻も早く届けてもらう
ようにしないと、倒れる。

シャアのお声で「久秀」と松永さんを呼び捨てにするアレがもっと見られる!しかも今度はそこに
慶ちゃんまで加わってる。一度は松永さんにズタズタにされた友垣ですよ…松永さんにとっては
わりと対等に楽しめる数少ない相手である義輝と、昔からバカにしまくり足蹴にしまくりながら
構いつけてきた少年が仲良しになってるという…「慶ちゃんが・義輝を・松永さんから守る」
「義輝が・松永さんから・慶ちゃんを守る」のどっちなんだろう。どっちでもいいなぁ。どっちも
いいなぁ。そこにもちろん松慶要素もあるのでどうすればいいんだろう。松永さんと慶ちゃんが
関わるシーンには「凌辱」とか「精神的暴力」って公式が言って(書いて)たのは忘れない。

「皇」新キャラは、二重人格の千利休。「二重人格の新武将 茶人サイキッカー」という何ひとつ
合ってない、どこにツッこんでいいのかすらわからないアレコレに当初は反応もしたが、すでに
上記の事情でそれどころじゃない。わたし忙しいのよ。まあとりあえず、BASARAらしいムチャな
キャラというあたりが喜ばしいね、利休は。プロモ見てると面倒くさそうだけど強そうだし。技が
いちいち大きそうなので、家康と同じようなタメまくるタイプと予想している。

その「皇」のプロモで、もう50回ぐらいリピートしてるワンカット。


金屏風前て。なんでそんなおめでたいねん。 どこの婚約会見かと…苛烈、苛烈。
どうやら何かを審査してるみたいだけど、友人Mさんには早くも「慶ちゃん座ってないで働けよ」と
言われてしまいましたよ。まあまあ、これでも彼的には働いてるうちに入るから大目に見てくださいよ…
はじめてのお友達の隣に座るだけの、簡単なお仕事です。


BASARAとリース君と、交互のサイクルで好きなものが尽きない幸せ。こうしてブログも書き始めれば
止まらないわぁ。リース君についても言いたいことが山ほどある。

ああ、あとは「皇」が出る前にどうか4に台本全集を出してもらわないと困る。たいへん困る。
まさか「皇」とまとめて1冊ってこたないよね…?2外伝もあんなに薄かったけどいちおう独立して
1冊だったし。4だけ、なんでこんなに遅いんだろう。松永さんや慶ちゃんはもちろん、忠勝のセリフを
見て癒されたいんだ…
11月からひきずっていたもう1つのプロジェクトも無事に終了。

こないだの飲食店さんの社内資料的な冊子を作るお仕事で、こちらのほうが大がかりといえば
大がかりだったが、優先順位を納得いただいて店舗オープン関連と同時進行せずに済んだ。
これでもう本当に、去年からずるずると持ちこしていた仕事はなくなり、新たな依頼を細々と
こなす通常業務に戻れた。予定どおり、2~3月はそこそこのんびりと過ごしましょう。

というなかで、以前働いていた会社から外注としてお仕事の依頼があったり(これはちょいちょい
受けてはいたけれど)またその前職でのお取引先様から退職以来、久しぶりにお電話をいただいて
仕事をもらったりで、フリーランスでこんなに新規開拓の営業をせずにすむとは恵まれているなあ…と
しみじみ痛感。覚えておられますか?今はよそでまたされてるでしょうか?もしフリーで活動されて
いるのであればいろいろお願いしたことがありまして…というお電話は、何のきっかけなのかは
知らないが3~4年も経ってから思い出してもらえたことに感謝。

それと同時に、このごろはもともとのクライアントさんからのご紹介や何かで、まだ仕事には
つながらないまでもさまざまな方とお会いし、あいさつを交わす機会も多い。その場限りで
終わる方もいれば、メールのやりとりが続いている方もいる。仕事につながってもつながらなくても、
今年に入ってなんだかいろいろ広まってきたのかなコレと、少し戸惑ってもいる。

フリーランスとして独立すると、初めの2年は種まきの時期と言われている。(少なくともわたしの
周囲のフリーはそう言う)この2年は利益や儲けうんぬんよりもまずは顔を売り、タテにもヨコにも
人脈を広げ、実績を作るという地固めと種まきをし、3~4年あたりからそれらに水をやり芽吹かせ、
かたちにしてくのだと。

わたしはフリーになった時にそこまでの決意もプランもなく、直後から固定のお客様にルーティン
ワークのような安定した依頼をいただいてきたのでそのあたりはあやふやだが(利益はキッチリ
取ってきたし笑)気持はともかくも4年経った今、そういったサイクルはやっぱり訪れるものなのかも
しれない。

わたしは肩書きとしては広告デザイナー、時にはウェブデザイナーだが、印刷媒体の制作という仕事の
立ち位置をここらできちんと確認しなければとも思う。

たとえばチラシ1枚作るなら、今日びのパソコンとプリンタがあれば、会社や自宅で作れる。
WordやExcelを使いこなせる人ならば見栄えの良いものもできるだろう。それをわざわざコストを
かけてよそに頼むということは、一定以上のクオリティを求められていることと、時間と人手の代行。
実際、飲食店さんの依頼が多いのもソコが大きい。自社で販促部やデザイナーを抱えていない限り、
本部は店舗管理、現場の人たちは店舗実務に加えてそんな作業まで手がまわらない現状がある。

しかしコストはやはり抑えたい。となれば、デザイン会社に依頼するよりも野良のフリーに頼むほうが
安く上がるという意識も当然ある。名前の売れた一握りのクリエーター以外は、フリーというのは
デザイナーはもちろんライターにせよ編集にせよ、どこか「素人以上、企業未満」という立ち位置
なのではないかと思っている。

自分の作るものの適正価格の見極めと市場価格のすり合わせをきっちりやらなければいけないとは
常々思い、その場やお客様に応じてやってはきたけれど、ここへきて新しい仕事が入るとなれば
いよいよ本気で考えなければいけない。高すぎても、安すぎてもいけない。言い値でもいけない。
仕事ほしさに「お安くさせていただきます!」は自分の首を絞めるし、同業他社へ迷惑もかかる。
何より、そうして採算度外視してまで仕事はしたくない(笑)スキル面でも金銭面でも、そこまでの
向上心や野心がないのがダメなところでもある。赤字が出ず、自分のものを買ったり遊んだりする
お金は自分で稼ぐという気持だけで。会社員時代に比べれば収入も補償も減ったけれど、そのぶん
自由な時間と健康は手に入れた。今のところは、これでいいのだと。(そろそろ確定申告が近いので、
どうもお金の話になってしまう)

そんなこんなで、ともかくも年が明けてからこちらの出逢いと再会の多さに、そんな運勢なのかと
珍しく占いなどに興じてもみる。(ネットで)
いろんな占いを見てみると、結局いろいろ混ざってしまってサッパリわからないのだが、何やら
スタートだとか良いサイクルではあるらしい。へえ、じゃあいいかなーと単純に前向きに。

占いは人並みに良いことは信じてもすぐに忘れてしまったり「ラッキーアイテム:路地裏・エメラルドて
どうせーっちゅーねん!」と笑い飛ばしたり、悪いことも時々信じて「ほらやっぱり!占いに
書いてあったわ!」程度だが、姓名判断だけは頑なに信じたことはなかった。自分じゃない他人が
勝手に決めた(他人じゃなくて親だけど)名前で性格やら運命決められてたまるかいと思うからだが、
今回なんとなくお手軽にネットでやってみた。すると結婚後の今の名前がかなり良く、これまたコロッと
「信じよーっと♪」と(笑)総格47とかいうやつで、これがもう良いことばっかり書いてある。
あたってるかどうかは抜きにして「良いこと言ってくれてありがとう」と上機嫌。

家族関連でもちょっと物思うことというか、やや騒がしい気配もしつつまだ「我関せず」で大丈夫なので、
春を待ちながらのんびりゆっくり冬眠して、自分の足元を見つめなおしていきたいと思います。

ああ、この時を本当に待っていたよ…
なんだかんだとガリガリやっているうちに、もう2月でございますよ。

今はちょっと大きめの仕事を1つだけやっている状態で、仕事の選り好みはしてはいけないけれども
ちょこちょこ細かいのをいくつも持っているよりはわりと落ち着きます。1つのことだけやってればいいから(笑)

11月ごろに「そんなの絶対間に合わない」と憂鬱になり、それが12月に伸び、結果的に1月末に伸びた
プロジェクトが、なぜか伸びたのにやはり最後は切羽詰り(笑)それでも無事に終了してようやく肩の荷が
下りました。飲食店の新規オープンでグランドメニューから販促品から何から一式オーダーしていただき、
百貨店内のテナントだったことから通常の路面店や専門店よりも規定やチェックが厳しいなか、こないだ
オープンした店舗にご挨拶に伺うとクライアントさんも喜んでくださっており、不備も事故もなく、
気持ちよくミッション・コンプリートできました。

こういった大きめのタペストリーなども作れたのが、作業のなかでもうれしかったかなぁ。
データは当然のごとく激重いのでそれはそれで大変ながら、好き。大きいものはデザイン性より
見やすさ、わかりやすさという視認性がトコトン重視されるのでレイアウトとかもほとんど考える
ことがなく楽だしねえ。逆にショップカードやフライヤーのほうが、あのちっさいサイズのなかに
オサレ感やシンボル、インパクトなど求められるデザイン性が高い。看板やタペストリーは野外で作る
男の料理、カード類は行き届いた主婦が作るきれいなお弁当というイメージでしょうか。



これまでも作った建物の屋上に取り付けるサインや看板に比べればまだまだ小さいけれど、やっぱり
こういう大物を作るのが本当に好き。できあがって設置するまで色の出方や印刷ミスがわからず、
事故った時の費用や納期は取り返しがつかない緊張感はあれど、できあがりを見た時に大きさで
「おおー!」ってなれる(笑)クライアントさんも、大きいものは納品した時にもれなく嬉しそう。
メニューやショップカード、ポスターなどは完成までにテストプリントやカンプを何度も見ながら
やりとりするため、どうしても納品時には新鮮味が失われてしまっている。(わたし自身も)


そんななか、年末に購入→年明けに到着してしばらく触れずにいたWindowsマシンの設置・設定も完了し、
作業環境もとても快適に。やっぱモニタ1枚とはまったく違う、デュアルモニタのストレスのなさ!


illustratorを開きつつ、見つつ、そこに配置する写真の加工をPhotoShopでやれる効率。いちいち
ウィンドウ切り替えとかほんまやってられへん…Web仕事の時は尚更で、Dreamweaverで編集しながら
fireworksでパーツ直しながら、ブラウザを常時見られる。もう1台で異なるブラウザも見れる。神。
本当はもう1枚モニタあったもいいぐらいだけど増やすとキリがないし、PCのスペックも足らんようなるし、
何より株屋?デイトレーダー?みたいな見かけになるのがいやだ(笑)

久しぶりに復活したデュアルモニタの使い心地に、今はよほどでない限りMacBookさんはお休み。
iMacでも複数モニタできるので買う時に検討はしたのだけれど、違う種類のモニタ並べるのいやだし
かといってiMac2台並べてモニタだけで2枚ってのも無意味だし…と断念。まあまあ、汎用性の高い
Windows7でしばらくはサクサクやりますぞ。

それぞれのモニタの足元には、大好きなBASARAの慶ちゃんと「いつでもクリエイティブの神様が降りて
きますように」との願いをこめて岡本太郎せんせいを。(ガチャポンフィギュアやけどな…)



そのへんとはまた別に、これまで使っていたマシンのハードディスクそのものはまだ元気だったので
取り外して外付けケースに入れてバックアップ用にセットしたり、どさくさにまぎれて音楽をかける用の
スピーカーもBluetoothの無線にしたのであちこち快適に整備できた。これで!2015年は!勝つる!

そうしてしばらくは仕事スイッチオンのまま過ごしていたので、大好きな海外ドラマや何かは録画を
いたずらに溜めまくっている。リース君も本国のホリデーシーズンで微妙にトンでもいるようだし、
展開も佳境なようなのでここまで来たらイッキ見か…ぐらいの体たらくです。このブログの感想を
読んでくださってる方に申し訳ないな…と思うので、また感想も含めてブログをぼちぼちと
書き連ねていきます。(ただしあくまでも気分の向くままマイぺースではありますが)


仕事と趣味のライフワークバランスがうまく取れない状態がここ数か月続いてましたが、ひどい風邪を
ひくこともなく身体が元気だったのが一番の幸い。このまま通常の仕事ペースに戻しながらゆっくりと
春を待ちましょう。読みたい本も見たい映画もドラマもゲームも山盛りで、楽しみもたくさん
あることですし。うふふ。
あと半月…〆切もそうだが、11月ぐらいから続くこのプレッシャーにようやく今月いっぱいで
解放される。2月の休暇予定、わたしのホリデーシーズンはスグソコ…とむしろ目をギラギラ
させながらもう1月の半ば。成人式もえべっさんも終わって、バレンタインのCMなどに
「こないだクリスマスでお正月終わったトコやん!いいかげんにして!」などと叫びつつ
それなりに落ち着きを取り戻しつつあります。


そんななか、年末に手配していた新しいパソコンが届いた。今回の買い替えはMacのほう
ではなくWindows。いま使っているデスクトップのWindowsの挙動がそろそろあやしく、
ハードディスクは3年に1回の頻度で取り替えているしメモリ増設、内部クリーニングなどの
メンテナンスもしているものの、マシンそのものはもう10年以上。もうホントにいろいろと
経年劣化で潮時なのか、1ヶ月に1回はブルースクリーンが出てくるようになった。
こうなるとすでに手遅れなのだが、ともかくもまだ動くうちに新しいものを買えたので
ヨシとする。起動しない、動かない!からテンパッて買うようなことはもうしたくないし、
仕事柄してもいけない。「ある日突然動かなくなる」のは間違いではないにせよ、
予兆はちゃんとあるのだから。

いざ買い替えとなると、やっぱりでかいiMac欲しいよねぇ27インチの…などと毎度の
葛藤が起こるが、今回は邪念は捨ててWindowsに一点集中。Macはもう少し、Macbookproに
がんばってもらう。作業はMacのみでも不便はないがクライアントさんが軒並み
Windowsユーザーなので、ないと困るのだ。MacbookProのほうにBootcampを仕込んであるが
それだけでは心細く(XPだし)何より、やっぱりMacはMac OSで使いたい。

というわけであまりワクワク感のないWindows選び。いま使っているデスクトップのモニタが
1枚ダメになってからデュアルモニタにできなくなっていたので、そこを中心に。
モニタ2枚となると、当然それなりのデュアルコア以上でグラフィックボードで…
Win7でメモリ処理を考えるとやっぱり64bitかなぁと、スペックはサクサク決まった。

あとはお店の方に用途を伝えて相談し、メモリ増設やパーティション切ってもらって終了。
どのみちデータは一切ローカルには置かないので、作業用と割りきり4~5年で壊れても
後悔しないぐらいの目安で予算も抑えた。もうPCがなければインタ―ネットやメールが
できなかった頃とは違う。なくても作業以外にはまったく支障は出ない。内部部品も、
昔ほど良いものを使っていない。ハードディスクの寿命はもともと3年と言われているし、
そこそこ使えればそれでいい。メーカーはhpにしました。

そうして新しいパソコンとモニタ2台が届いたのが4日ほど前。いま作業の真っ只中のため
セットアップや慣れない環境になるのもな…と、届いただけで安心して放置していたが、
日に日に「早く使いたい欲」がウズウズ。そして前準備として、以前からやらねばと
思っていたキーボードの掃除が今日ようやくできた。もうキーボード、押し込みが
固けりゃ戻りも固い重い遅い、何やら謎のねっとり感も…?(笑)状態で、「掃除しなきゃ」と
使うたびに思い続けて軽く1年以上。

愛用のキーボードはApple Pro Keyboard。WindowsだけどキーボードはMacのものを使用。
有線USBだし古いしで「どうなの…」と思わないでもないが、これが一番使いやすいので
手放せない。今どきのアルミのペタペタワイヤレスもきれいだけど、キーボードは
「カタカタカタ…ターン!」したい派(ミサワ的な・笑)。本当はあの、ほれ、FPSやってる
人たちが使っているゲーミングキーボード、カチャカチャ鳴るアレ欲しいんだけども
値段を見て躊躇してしまう。あの人たちにとってキーボードは武器だろうが、いうても
しょせん入力機器やしな…と。あと、MacbookでもそうだけれPhotShopやIllustratorの
ショートカットキーをWindowsではなくこっちで手が覚えてしまっているのでもう戻れない。
(エクセルなどでもそうだと思うが、ショートカットキーの使用頻度で作業効率は
格段に変わる)Macのキーボードは、Windowsでもドライバを入れてちょっといじれば
ちゃんと動作するのです。

というわけで、使わざるを得ないのと気に入ってるのと、もう新品は市場に売っておらず
中古しかないことを考えればきちんとクリーニングするしかない…と、ようやく本日決行。

あまり時間も気持も余裕がないため、背中から開いて基板までの3枚おろしにまではせず、
今日はキートップと前面のみ。


まずはキートップを外しますよ。マイナスドライバーでちょいとひっかけて簡単に取れる。
大きなキーにだけ、細い金具がついているのでちょっと慎重に。


キートップ達。これだけでも汚さが存分にわかる。だいたいスケルトンなのに全然
スケてない(笑)エアーダスターや折ったガムテ―プ、名刺差し込みの掃除ではやっぱり
きれいにはならないのですなぁ。


キートップは洗濯ネットに入れて、台所用洗剤でガシャガシャ手洗いします。


この様子のスッキリ感は、花粉症の方ならわかるだろう、鼻をポンと外して水道で
思うさま流して洗いたい、あの欲求が満たされるのと似ている。(やったことないけど)

よく洗ったら、ザルに入れてベランダで乾かします。これだけでスケルトンが蘇った…!


で、問題はこっちの外した土台のほう。き、き、汚ねぇ---!!


これが「キーボードは便座より汚れている」と言われる所以かと震える。
ホコリと、なんかわからん茶色い食べカスみたいなのまで出てきたもんね!そりゃキーの
押しも戻りも悪いわ(笑)ねっとり感もあるわ!最後に掃除してから3~4年経った
状態がコレ。

ここからはエアーダスター、綿棒、爪楊枝、OA機器用ウェットシート(ドライヤーで
水分を8割がた取ってから使う)を駆使して1時間ほどひたすら拭く!拭くべし!の作業。
基板はこのスケルトンプラスチックの下にあって直接は触れないので、そこそこ大胆に。

クリーニング・アフター。


ここまでやると、スケルトンの内部に入り込んでいるゴミも気になり「やっぱり裏から
開けようか…」とも思うけれど、今回は断念。ここに、さっき洗って乾かしたキートップを
嵌めこんでいきます。

少しでも水分が残っていないか確認し、1つ1つ綿棒で裏側を拭きながら事前に
撮っておいた写真を見ながら所定の位置へ。


この時もっとも心配だったことが回避されたので、わりとスムーズに進んだ。
(答:ジョニーキャットが深い眠りのお昼寝に入っていた)

完成ー。す、透けてる!ちゃんとスケルトンになったよぉぉお!


ちょっと試しに叩いてみたら、ちゃんとカタカタと心なしか軽やかでございましたよ。
乾かしている時間も含めれば、所要時間は5時間ぐらい。はースッキリ!

これで明日にはようやく、新しいPCを設置できますぞ!