こんにちは
もうすぐ今年が終わって2019年がやって来ますね・・・
準備が終わったので少しブログを書いています
年末用には『くまのこのとしこし』を以前ご紹介しましたが、
今回は年始に読みたい絵本をご紹介いたします
よかったら読んでみてくださいね
『ね、うし、とら・・・・・・十二支のはなし』(ほるぷ出版)
文: ドロシー・バン・ウォアコム
絵: エロール・ル・カイン
訳: へんみ まさなお
十二支の本がほしくて探していたら
大好きなエロール・ル・カインが描いた絵本があると知って
購入しました
ル・カインは【イメージの魔術師】と称される、
20世紀イギリスを代表する人気の絵本作家です
【中国民話より】と表紙に書いてある通り
中国の民話に基づいた内容になっています
十二支の始めがなぜネズミなのかがわかる物語です
皇帝の前に一人の男が座っていた。
半分人間で半分神のシュン・ユーという名の男だ。
そばには1匹のネズミ。もう片方には1頭のウシ。
これからの世を占うのに大切な存在である十二支を
シュン・ユーは無事に選ぶことができたというのに
ネズミとウシが「自分こそ始めの動物だ」と主張して
順番がどうしても決まらないのである・・。
ネズミは賢さを、ウシは強さを理由にして
「自分こそ一番だ」と言い張っていた。
皇帝は「他の動物たちに決めさせるのがよかろう」と
アドバイスし、シュン・ユーはネズミとウシを連れて
他の十二支の動物たちのもとを訪れていくが・・・
というお話です
体が大きくて強いウシにどうやってネズミは勝てたのか
気になる人はぜひ絵本を見てくださいね
小さなネズミの知恵(少しずるいかも)には
きっと誰もが驚きますよ
十二支の動物たちの性格が色々で面白いですが
その動物の性格に合った表情
一番いいポーズで描かれているのが魅力です
それぞれの動物と接する時のシュン・ユーの優しい表情も
(温厚な動物だけでなくかなり獰猛な動物もいるのに)
距離が近くて平等で、注目したいポイントです
シンガポールで生まれ、
少年時代をインド、日本、香港、サイゴンなどで過ごし
東洋と西洋が混ざり合っているル・カインですが
こんなに東洋風でエキゾチックな絵をつけた本は
他にないのではないかと思います
普段の彼の絵とは雰囲気の異なる絵で
新しいル・カインの世界を見た感じです
背景はなんだか水墨画っぽいし
全体的に青系で、色の数も少ないのに立体的で・・・
本当にその表現技術の高さに驚かされます・・
新しい年のはじめに読むのにぴったりの内容なので
よかったらこの機会にぜひ読んでみてくださいね
今年のクリスマスは娘とカップケーキ&クッキーを作りました
ユーハイムのクリスマスおやつ
大人ですがピグのサンタから私もプレゼントをもらえました
今年は更新をお休みすることが多くなってしまったのですが
それでもこのブログにたくさんの方が遊びに来てくださって
本当に嬉しかったです ありがとうございました
来年はもっと楽しい記事をたくさん書けるように
頑張りたいと思います よろしくお願い致します
それでは皆様良いお年を~