こんにちは~
ホームズさんとアリスちゃん
(※犬の「名探偵ホームズ」は宮崎駿監督のアニメです)
昨日は時間がなくてブログを書けなかったのですが
7月4日は”The golden afternoon(金色の午後)”だったんです
1862年、ルイス・キャロルが
アイシス川(テムズ川のこと)のボートの上で
リデル家の次女アリスのために
『不思議の国のアリス』の物語を作った大切な記念日
・・・というわけで、1日遅れてしまいましたが、
今年もアリスグッズの自慢(今回はバッグや服)をしつつ
アリス関連のお話をしたいと思います
☆去年の記事です。今日の話はこの続き。
→ 『不思議の国のアリス』誕生のお話
実は結構悩んだ本のタイトル
『不思議の国のアリス』は、最初アリス・リデルに贈った時は
"Alice's Adventures under Ground(地下の国のアリス)"
というタイトルでした
でもなんだか地下の冒険って・・・
洞窟の道を進んで地底人にでも会うのかな、と思いませんか
出版という話になって初めて「鉱山の手引きみたいで変だ!」と
作者のキャロル自身がふと思ったのです
左下はaxes femme、
右上はヤフオクで買ったハンドメイド、右下はetoffe
(花とかキーホルダーとかは3つとも後で付けたもの)
そんな彼の頭には"Alice's Golden Hour"
という題が真っ先に浮かびましたがそれはやめて
次に様々な言葉が浮かんできました
悩んだ彼は雑誌編集者に相談(手紙)・・・
その案の中に【wonderland(不思議の国)】という言葉もあって
「個人的にはAlice’s Adventures in Wonderlandが気に入っています」
と書いていたのでした
左上はDisney Resort、左下はムック本の付録、
右はEnchantlic Enchantillyのバッグ(Arundelで購入)
続編の『鏡の国のアリス』の時は
鏡の話にしようというのはなんとなく始めからあって
"Looking-Glass House"という仮題でした
その後、友人のヘンリー・リドンの提案で
Through the Looking-Glassという言葉が出てきて
"Through the Looking-Glass, and What Alice Found There"
(↑この長いタイトルが邦訳で『鏡の国のアリス』になりました)
となったのです
続編『鏡の国のアリス』の誕生
1865年に出版した『不思議の国のアリス』が好評だったため
(ヴィクトリア女王も愛読したと言われている)
キャロルは翌年「先の話だが続編のようなものを書きたい」と
出版社のマクミラン社に手紙を送り、意欲を示しました
上の服だけアリス柄は入っていませんが
なんとなくアリスの服っぽいかなと思って買いました。
上と左がaxes femme、右がイマージュです。
続編を書くにあたり一番苦労したのが挿絵画家探し・・・
『不思議の国のアリス』の絵を描いてくれたジョン・テニエルは
超売れっ子で非常に忙しかったのに加えて
こだわり屋で注文の多いキャロルとまた組むのが
ちょっと嫌だったんです
・・・それでもテニエルが最終的には描いてくれることになるのですが
挿絵画家決定までに何年もかかりました
一番下がAmerican Retro Museum、
それ以外は全部Arundelで買ったDISORDERの服
(左中央の服はお茶会がチェシャ猫の顔にも見えるだまし絵)
物語の中で、鏡の国はチェスの世界になっています
アリス・リデル(『不思議の国のアリス』の主人公のモデル)によれば
チェスのやり方を姉妹で教わった時にキャロルが話したことが
この物語のベースになっているとのことですが、
キャロルの遠いいとこのアリス・レイクスは
キャロルと鏡の向こうの世界について話をした
と言っています
それらがすべてもとになって物語が完成しました
アクセサリーいろいろ。
Arundelや水曜日のアリスで買ったものがほとんどで
一部オックスフォードのアリスショップで買ったものもあり
そうして1971年のクリスマス
ついに『鏡の国のアリス』は出版されたのです
(「面白くないしこんなものは描けない」というテニエルの意見で
【かつらをかぶったスズメバチ】というお話は削除されました)
『不思議の国のアリス』と比べると
知名度の低い『鏡の国のアリス』ですが
(ハンプティ・ダンプティは鏡の国の住人です)
よかったらぜひ読んでみてくださいね
最後に、買ったばっかりでまだ全然読んでいませんが
新しく買ったアリスの本の紹介
右は5月に発売されたばかりの
『発見! 不思議の国のアリス:鉄とガラスのヴィクトリア時代』
(寺嶋さなえ著 彩流社)
左はヤフオクで買ったややボロボロの
"Through the Looking-Glass(鏡の国のアリス)"
People's Edition(1887年Macmillan社)
これでやっとPeople's Editionも2冊揃いました
マクミラン社の19世紀のアリス本が3冊になった~
(左下だけ1905年の本なので20世紀です・・)
ホームズさんとアリスちゃん
(※犬の「名探偵ホームズ」は宮崎駿監督のアニメです)
昨日は時間がなくてブログを書けなかったのですが
7月4日は”The golden afternoon(金色の午後)”だったんです
1862年、ルイス・キャロルが
アイシス川(テムズ川のこと)のボートの上で
リデル家の次女アリスのために
『不思議の国のアリス』の物語を作った大切な記念日
・・・というわけで、1日遅れてしまいましたが、
今年もアリスグッズの自慢(今回はバッグや服)をしつつ
アリス関連のお話をしたいと思います
☆去年の記事です。今日の話はこの続き。
→ 『不思議の国のアリス』誕生のお話
実は結構悩んだ本のタイトル
『不思議の国のアリス』は、最初アリス・リデルに贈った時は
"Alice's Adventures under Ground(地下の国のアリス)"
というタイトルでした
でもなんだか地下の冒険って・・・
洞窟の道を進んで地底人にでも会うのかな、と思いませんか
出版という話になって初めて「鉱山の手引きみたいで変だ!」と
作者のキャロル自身がふと思ったのです
左下はaxes femme、
右上はヤフオクで買ったハンドメイド、右下はetoffe
(花とかキーホルダーとかは3つとも後で付けたもの)
そんな彼の頭には"Alice's Golden Hour"
という題が真っ先に浮かびましたがそれはやめて
次に様々な言葉が浮かんできました
悩んだ彼は雑誌編集者に相談(手紙)・・・
その案の中に【wonderland(不思議の国)】という言葉もあって
「個人的にはAlice’s Adventures in Wonderlandが気に入っています」
と書いていたのでした
左上はDisney Resort、左下はムック本の付録、
右はEnchantlic Enchantillyのバッグ(Arundelで購入)
続編の『鏡の国のアリス』の時は
鏡の話にしようというのはなんとなく始めからあって
"Looking-Glass House"という仮題でした
その後、友人のヘンリー・リドンの提案で
Through the Looking-Glassという言葉が出てきて
"Through the Looking-Glass, and What Alice Found There"
(↑この長いタイトルが邦訳で『鏡の国のアリス』になりました)
となったのです
続編『鏡の国のアリス』の誕生
1865年に出版した『不思議の国のアリス』が好評だったため
(ヴィクトリア女王も愛読したと言われている)
キャロルは翌年「先の話だが続編のようなものを書きたい」と
出版社のマクミラン社に手紙を送り、意欲を示しました
上の服だけアリス柄は入っていませんが
なんとなくアリスの服っぽいかなと思って買いました。
上と左がaxes femme、右がイマージュです。
続編を書くにあたり一番苦労したのが挿絵画家探し・・・
『不思議の国のアリス』の絵を描いてくれたジョン・テニエルは
超売れっ子で非常に忙しかったのに加えて
こだわり屋で注文の多いキャロルとまた組むのが
ちょっと嫌だったんです
・・・それでもテニエルが最終的には描いてくれることになるのですが
挿絵画家決定までに何年もかかりました
一番下がAmerican Retro Museum、
それ以外は全部Arundelで買ったDISORDERの服
(左中央の服はお茶会がチェシャ猫の顔にも見えるだまし絵)
物語の中で、鏡の国はチェスの世界になっています
アリス・リデル(『不思議の国のアリス』の主人公のモデル)によれば
チェスのやり方を姉妹で教わった時にキャロルが話したことが
この物語のベースになっているとのことですが、
キャロルの遠いいとこのアリス・レイクスは
キャロルと鏡の向こうの世界について話をした
と言っています
それらがすべてもとになって物語が完成しました
アクセサリーいろいろ。
Arundelや水曜日のアリスで買ったものがほとんどで
一部オックスフォードのアリスショップで買ったものもあり
そうして1971年のクリスマス
ついに『鏡の国のアリス』は出版されたのです
(「面白くないしこんなものは描けない」というテニエルの意見で
【かつらをかぶったスズメバチ】というお話は削除されました)
『不思議の国のアリス』と比べると
知名度の低い『鏡の国のアリス』ですが
(ハンプティ・ダンプティは鏡の国の住人です)
よかったらぜひ読んでみてくださいね
最後に、買ったばっかりでまだ全然読んでいませんが
新しく買ったアリスの本の紹介
右は5月に発売されたばかりの
『発見! 不思議の国のアリス:鉄とガラスのヴィクトリア時代』
(寺嶋さなえ著 彩流社)
左はヤフオクで買ったややボロボロの
"Through the Looking-Glass(鏡の国のアリス)"
People's Edition(1887年Macmillan社)
これでやっとPeople's Editionも2冊揃いました
マクミラン社の19世紀のアリス本が3冊になった~
(左下だけ1905年の本なので20世紀です・・)