先月尾道市を訪ねた際、『文学のこみち』を歩いたRieruです★
そこには多くの歌碑があり、自然石に彫られているのでなかなかの味わい。
この道は混んでいなかったので、わりとゆっくり見る(読む)事が出来ました。
物外(もつがい)
あれは伊予 こちらは備後 春の風
愛媛県松山の人、三原候に信任されて尾道市栗原町済法寺の住職となった。
文武二道に達し、俳諧書道から三味線をもたしなみ、拳骨和尚の異名で有名である。
この句は、伊予に生まれて、備後に育った和尚の、なごやかな気持ちがうかがわれる。
なるほど。物外(拳骨和尚)さんのことは存じませんでした⋯勉強になります!
マップ等を持参していなかったので、「次は誰の、どんな歌碑があるのかな〜?」というワクワク感を抱いて進む事が出来るのですが。⋯ナニアレ?
ウマ?イノシシ?
木の枝か!
一瞬、ドキッとした自然物でした。
十返舎一九
日のかげは青海原を照らしつつ
光る孔雀の尾の道の沖
静岡の人、有名な弥次郎兵衛、喜多八を主人公とした「東海道膝栗毛」の作者で、山陽道漫遊中の作。
ヤジさん、キタさん、ええコンビですよね。
てか、山陽道漫遊中⋯東海道しか旅していないのかと思っていました⋯恥ずかし!
金田一京助
かげともの をのみちの やどの こよなきに
たびのつかれを わすれて いこへり
盛岡市に生まれる。東大文科大学言語学科卒。元日本学士院会員。
「アイヌの研究」「アイヌ叙事詩ユーカラの研究」などの著述がある。
この和歌は昭和三十年 尾道に来遊の際の作である。
国語辞典の編纂で有名な金田一春彦氏の事しか知りませんでした⋯春彦氏のお父さまなのですね。
「文学のこみち」、本当に勉強になります。
⋯テストにはでませんが。
アイタタタ
(生涯学習!)