東京の神社仏閣★靖国神社 大鳥居と様々な鳥居編 | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。



例のZIPの『日本全国 朝ごはんジャーニー山口編』、月曜日は長門市の『しそ入りわかめ』、火曜日は錦帯橋近くにある“ひらせい”さんで『岩国寿司』、水曜日は下関市の唐戸市場で『まぐろの絶品お寿司』(実はウチワエビのお味噌汁も飲んだらしい)、最終日の今日は下松市の“紅蘭”さんの『牛骨ラーメン』で〆。←毎シーズン毎に食べに行っています♪
いつも朝ごはんを食べた後に観ますが、紹介された物が食べたくなるRieruです★

ふと、明治維新で活躍した山口県(長州藩)出身の志士たちはどんな朝ごはんを食べていたのか気になりました。(←以前その手の番組が放送されていましたよね)
歴史的観点から靖国神社を参拝する気満々の女は、(←オイ)初めて見る第一鳥居(大鳥居)の大きさに度肝を抜かれます。


参道を歩かれている参拝客と比較すれば、一目瞭然!

ひゃー!

明治2(1869)年に創建された靖国神社。その創建50年を記念して(なのでラグがあります)大正10(1921)年に、青銅製の大鳥居が建立されました。


しかし、例の大戦の敗戦2年前に『風雨による老朽化』を理由に供出され、檜製の大鳥居が建立・・・理由はどうであれ、本山白雲先生作の銅像といい、相当切羽詰まっていたのですね。
その後、昭和49(1974)年に現在の大鳥居が再建されました。
そして平成30(2018)年末に美装完了☆だからピカピカだったんですね。
参道もアスファルトだったものを、石畳に。
結構長い時間見てしまいました・・・参拝客は高い割合で鳥居の下で立ち止まり、神社に向かって一礼をされてます。


高さは25m、8階建の建物ぐらいあるのだとか。

空をつくよな大鳥居 
こんな立派なおやしろに
神とまつられ   もったいなさよ
母は泣けます   うれしさに

という歌(詞)があるそうです。『九段の母』というタイトルの軍国歌謡・・・気になって調べてみました。


『九段の母/作詞 石松秋ニ /歌 二葉百合子』

上野駅から  九段まで
かってしらない  じれったさ
杖をたよりに  一日がかり
せがれきたぞや  会いにきた

空をつくよな大鳥居
こんな立派なおやしろに
神とまつられ  もったいなさよ
母は泣けます  うれしさに

両手あわせて  ひざまずき
おがむはずみの  おねんぶつ
はっと気づいて  うろたえました
せがれゆるせよ  田舎もの

鳶が鷹の子を  うんだよで
いまじゃ果報が  身にあまる
金鵄勲章(きんしくんしょう)が  みせたいばかり
逢いにきたぞや  九段坂


九段の母さんが見上げた大鳥居は檜製のもので、跪いた地面は砂利道だったのかもしれません。
胸が苦しくなりますね。二度と“九段の母さん”をつくらないように、日本が、世界が、未来永劫平和でありますように。

境内には、大鳥居建立を記念して碑?みたいなものがありました。


大鳥居と同じ太さですかね?

さて、靖国神社の境内案内図を確認しますと、鳥居は4基あるようです。
大鳥居を過ぎ、大村益次郎さん(益ちゃん)の銅像を正面にして左側を見ますと、石鳥居がありました。


あら、ここから神社の駐車場へ?自動車が通れる鳥居なんですね。

再び益ちゃんの銅像を正面にして拝殿方向に進むと、第二鳥居が現れます。


横に長〜い横断歩道を渡り、近付くと・・・こちらも大きな鳥居でした。
青銅製の鳥居としては日本一大きいらしく、創建は明治20(1887)年で、4基の中でも1番古い鳥居だそうです。


大阪砲兵工廠の反射炉を使い、当時の最先端技術を駆使して造られたのだとか。各藩(県)より拠出された青銅廃砲を原料に☆
大阪砲兵工廠といえば益ちゃんのことが思い浮かびます。維新後、不平士族らの反乱を予見していたらしい益ちゃんは、来るべき反乱(西南戦争)に備えるために大阪城の地にこだわり、ここに工廠を造るべき!と建言してましたね。
本当は皆さん仲良くして!争いなんて起こさないでよ!と叫びたいところですが、結局大戦で敗戦するまで兵器が造られ続けました。
この第二鳥居は一切継ぎ目が無いそうで当時の技術に驚きますが、同時により高い殺傷能力を持つ兵器を造る技術も高かったということですもんね。

第二鳥居を抜けて、ついに最後の鳥居である中門(ちゅうもん)鳥居へ。


こちらは比較的新しい、平成18(2006)年に再建された檜製の鳥居です。
前の鳥居も檜(台湾産)製で、昭和50(1975)年に建てられたそうですが、それ以前は扉付きの門があり、その門に因んで“中門”鳥居という名前が付いているのだとか。
しかし前の鳥居から約30年しか経っていないのに建て替えるなんて・・・何かあったんでしょうか?
現在の鳥居は埼玉県秩父市の三峯神社から提供された、樹齢約500年!という檜が使われているそうです。


500年・・・木が木なら天然記念物か、御神木並ですね!
出来れば長い年数、替えないで済むようにしていただけることを願って・・・←なんか言い方がイヤな感じ?


アイタタタ


(後に気が付いたことですが、靖国神社の全ての鳥居に違和感が・・・あ!下の横木・・・貫“ぬき”が両側の柱から突き出ていない!←いわゆる“神明系”と呼ばれる昔の形☆原型は木の皮が付いた丸太を使った黒木鳥居で、大嘗宮に建てられていました)