昨日カレンダーの11月を切り離し、1枚だけになった12月を見て溜息をついたRieruです ★
釣具屋pointさんのカレンダーの12月号のイラストは鰤 ( ブリ ) ・・・ううっ、今年ブリ釣りたかったな。
イテテ
今年ブリは釣れませんでしたが、周防大島の『 日本ハワイ移民資料館 』で、レトロガラスに触れることが出来ました♪
ただのレトロガラスではありません。
初めて自分の目で見て触ったのですが、“ 指の跡 ” が小さい気泡になって残ってる珍しいレトロガラスです!
スタッフさんに教えていただくまで、汚れかと思っていました。
イテテ
他にもレトロガラス特有の歪んだ箇所や、小さい気泡があるガラスを見つけてニヤニヤニヤ
なんて素敵な資料館!
明治31( 1898 ) 年、16歳の時に単身アメリカ合衆国カルフォルニア州サンフランシスコに渡り、現地の家庭で手伝いをしながら学校に通い、貿易事業で成功を収められた福元長右衛門さんが建てた邸宅です。
現在の金額で約3億円の豪邸・・・今年の年末ジャンボ宝くじは10億円なので、かなりお釣りがきますね♪
イテテ
( 現在の価値はプライスレスです )
昭和3 ( 1928 ) 年に建てられたそうなので、周南市土井にある旧日下醫院 ( 現在は複合施設になっています ) さんと同じ88歳ですか!
現在は遺族の方から寄贈され、資料館として再利用されています。
美しい・・・手直しはされているのでしょうが、間近で見ると溜息が出ます。
家主さんが台湾にまで出向いて選び、周防大島まで持ち帰った木材 ( 杉や檜 ) を使ってて素敵すぎる!
うわっ、太っ!
素人でもわかる、値が張る代物です。
しかし、これより更に高価な木材が使われているのをスタッフさんに教えていただきました。
画像中央の黒柱、柿の木なんだそうです。
こんな真っ直ぐの柿の木は、なかなかのものらしいです。
ほ〜。
そして欄間も大変価値のあるようです。
受け付け近くにあるお土産コーナーの照明は当時のもの。
古いデザインのはずなのに、新鮮。
照明の上の天井部分も凝ってます。
釘を1本も使っていないというのが、信じられません。
寄贈された時に屋根裏から見つかった棟札が、床の間に飾られていました。
これを見てもわかるように、周防大島の偉大な大工さんたちのお仕事によって屋敷が建てられたのでした。
2階へ上がりましょ。
階段の手すりの先も凝ってる!
出た!
レトロガラス!
しかも摺りガラスバージョン!
イイ、イイ!
鼻息が荒くなるけど、2階は私の貸し切り状態♪
良かった〜・・・紅潮した顔と、ポカーンとした口元を見られる心配がありません。
ほらほら、ドアノブがこんなに低い位置に。
私の足の付け根あたりだから、地上から78cmくらいかな。
・・・見栄張らないでください。
イテテ
すみません、72cmです
また訪れる機会があれば、メジャーを持参しますm(_ _)m
低い位置に取り付けられたドアノブとは対照的に、福元さんの奥様のドレッサー ( 鏡台) の高さが私のおヘソあたりでした。
カーブの美しい引き出しやデザインを見ると、外国製のようです。
椅子は無かったので、奥様は立ってメイクされていたのでしょうか?
机の上にはピンク色の粉 ( チーク?) や香水瓶などが置かれていました。
どんな香りなんでしょうね?
魔が差して、ちょっと開けてみようかな?と思いましたが、蓋を捻 ( ひね ) るとガラスが割れそうな気がしてヤメました。
イテテ
( 出入り禁止になりますよ )
撮影は不可でしたが、貴重な品々が展示されていました。
ちゃんと警備会社さんが入ってるので安心ですね。
再び1階のレトロガラスから日光が入る縁側近くに座り、ビデオ『 行こかメリケン 帰ろかジャパン 〜 ハワイ官約移民百年 〜』( テレビ山口 1985年制作 ) を鑑賞させてさせていただきました。
大島出身者にスポットを当て、百年の歴史を紹介しています。
番組のナレーションは森本レオさん・・・机の上にはハワイ移民関連の冊子や書物・・・ここで30分くらい横になって微睡みたい・・・
「 コーヒー、どうぞ。」
ありがとうございま〜す・・・おかげでシャッキリしました!
コーヒーは苦手な私ですが、これはもしかしてハワイにちなみ、コナコーヒー・・・じゃないですよね?インスタントでもバカ舌だからバッチコイ!です 。
アイタタタ
( ミルクと砂糖のおかげで美味しく飲めました )