高校1年生。
それよりまるまる倍の年齢になった私だが
あらゆる人生に起きたことを思い返してみると
なにもかも
「思った通り」になっていたことが大変腑に落ちる。
腑に落ちるまでには、いや、正確には
「腑に落とす」までには
これだけの年月がかかったということである。
(年齢は計算していただけるとありがたい)
腑に落とすことができた今、
一つ一つの出来事を振り返り
いや出来事から思い起こす「感情」を思い出すと
「ああ、創り出しているな」
としみじみ思うのである。
そう思えるようになった今
そう
その時以来、
風のにおいが
また
感じられるようになったのである。
それは
「今」
を生きている
証なのかなと思うのである。
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私の通っていた高校はありがたくも私立高校で
制服は世界一ダサいのだが
某ドラマで使われたかなんかのとてもきれいな校舎であった。
推薦で入った。
理由はテストの教科に理科と社会が入っていて
苦手だったからだ。
だったら内申をかせぎ、推薦で入る方がいいなと思った。
親には感謝であるが、知名度もそこそこでキャンパスはきれいだから
一発でここに決めよう、と思ったのだ。
ところがだ。
私は中学を卒業するとき、
いや正確には高校受験が終わったタイミングで、当時通っていた塾の先生(通称:おばさん)に合格報告をしに行ったときにこんなことを言われたのである。
「逃げたな」
お祝いの言葉もなく言われ腹が立ったのだが
同時に図星でもあり
もやもやしたのだ。
いや
おばさんを見返したくなった。
人を見返すエネルギーというのはとても大きく、
その時に発揮される力というのはとてつもない力だと思った。
そしてそんなときに
見計らっていたかのように
「●●予備校」
のDMが入ってきた。
いまでも覚えている。
その時に「ここだ!」
と思い、
即決したのを。
皆が受験がひと段落して、
これから高校生活を謳歌しようというまさにその瞬間に
私は
おばさんの
おばさんによる
おばさんの私への嫌味
これに対抗する政治活動が始まったのだ。