どうやら私は、常に誰かしらを見下したいらしい。
最近忘れっぽい祖母。
病気の元カレ。
グレーゾーンの友達。
自分より劣っている、弱いと感じた人間を標的に、良い人を装って高圧的な態度を取っている自覚がある。
あからさまでないにせよ、言葉や態度のどこかにトゲが含まれる。
相手もなんとなくそれを感じ取っている。
何を言っても許されると思っている。舐め切っている。「いいよ」と許して欲しいのかもしれない。
それは”甘え”であり、”八つ当たり”だ。
きっと、いつか、どこかで、誰かに、何かに、感じたストレスをぶつけているのだと思う。
いや、そうしないと、自分を保てないのかもしれない。
完璧じゃない自分を許せないから。
「私ってすごいでしょ?」って心のどこかで思っていないと、立っていられないのかもしれない。
そんな自分が怖くて、おぞましい。
きっと自分は”良い人”なのだと思いたいんだと思う。
優しくて親切で誠実なのが”当たり前”だと、子どもの頃から教わってきた。
”良い人”か”悪い人”か、ツートーンカラーの世界。
あぁ、そうか。
良いんだ、人を見下しても。そんな自分がいても良いんだね。
まずは一旦受け入れよう。
許してあげよう。
それが”良くないことか”は、人間が勝手に決めてること。
問題は”自分に取って良くないことか”だ。
段階を踏んでいこう。
まずはどんな自分も受け入れてあげよう。