猫も犬も長生きをするようになって出てきたのが、老犬・老猫の介護問題です。
認知症も実はあります。
人と同じような症状が出て進行もしていきます。
いつ頃から出るのかですが、犬では11~12歳で30%に認知機能障害の兆候が1つは見られ、猫は11~15歳で55%に認知症になっているそうです。
症状としてどのようなものが出るのか、猫と犬で比べてみると・・。
●トイレの行動や躾を忘れる。
●夜に大声で鳴く。
●飼い主の認識や記憶を喪失する。
●普段寝ない時間に寝たり起きたりする。
●慢性的で進行性の異常行動が見られる。
●入口や出口を間違えたり、よく知った道でも迷う。
●視覚や聴覚が低下する。引用元 ヘルプレ
これが猫になるとこうなります。
●コーナーの隅から出て来ない、食餌をしたのを忘れる。
●覚えていた行動、躾を忘れる。
●普段寝ない時間に寝たり起きたりする。
●目的なく徘徊し、行動が減少する。
●グルーミング(毛づくろい)が減る。
●夜に大声で鳴く。
●異常に食欲が増す。引用元 ヘルプレ
つまり長生きをしていると、認知症になるリスクが高くなる、ということがわかってきました。
どのように発症するのかまだ明らかになっていません。
ただ人と同じように犬も猫もライフスタイルの変化が脳へ一番良いそうです。
そこで飼い主でも出来ることをいくつか上げていきます。
1.運動を優先すること
定期的な運動がペットの健康状態を全体的に向上させることは言うまでもありません。また運動は脳の血行をよくし、1日中ソファで寝そべっているのにくらべて刺激を与えます。どちらも脳の健康にとっては重要です(クラウス博士)。
引用元 MAILOHAS
どのくらい運動をしたらいいのかというと、一日20分の散歩でいいそうです。
猫でもリードを付けて散歩の出来る子は、20分散歩してもらい出来ない場合はキャットタワーを使っておもちゃで遊んであげたりすることがよい運動になります。
2.興味を持たせること
定期的に新しいおもちゃで遊んだり、餌をいつものお皿ではなくて、探しながら食べることが出来るフードパズルを利用したり。
いつも外の景色が見られるように窓辺に席を作ってあげていたり、犬であればいつもの散歩コースと違うところへ行ったり、違う犬と交流するためにドッグカフェであったり、ドッグランに行くのもよい刺激になるそうです。
3.脳にいい食材を与える
メンタルヘルスに特化した市販のフードでもいいですし、またサプリも有効です。
どのサプリを飲ませればよいのかはかかりつけの獣医に相談してください。
出来ることなら信用のできるかかりつけの獣医師を持つことで、自分のペットがいつまでもよい状態で過ごせるように手伝ってくれます。




