信州川中島合戦
輝虎配膳
長尾輝虎 橋之助
直江山城守 彌十郎
唐衣 児太郎
越路 萬次郎
お勝 扇 雀
近松門左衛門作。享保6年(1721)竹本座において人形浄瑠璃で初演。
全五段の三段目。
越後の国の長尾輝虎は、甲斐の国の武田信玄と川中島で戦をしたが勝負がつかず、
武田信玄の軍師山本勘助を味方に引き入れようと画策する。
家老の直江山城守の妻唐衣が勘助の妹であることを利用して、勘助の母越路と妻お勝を館に呼び寄せるが、越路は輝虎と山城守の魂胆を見抜いていたのだった。
輝虎が自ら運んだ膳を足蹴にする肝の据わった武家の女、越路は萬次郎丈。
この演目、聞くところによると、絶滅危惧演目だそうで。。。
確かに舞台面は美しいのだけれど、前後の予備知識なく観ると意味不明なんですよね。
でもそんな演目は他にもいくらでもあるので、それが原因ではなさそう。
それはともかく、これは「三婆(他2人は微妙、覚寿)」の一人、越路の品格を失わない女丈夫ぶりを
鑑賞するという演目、ということでよろしいでしょうか。
歌舞伎らしさのある舞台面を観ると、やはり時代物は良いなあ、という気持ちに。
たぬき
柏屋金兵衛 三津五郎
太鼓持蝶作 勘九郎
妾お染 七之助
門木屋新三郎 秀 調
松村屋才助 市 蔵
倅梅吉 波野七緒八
隠亡平助 巳之助
芸者お駒 萬次郎
狭山三五郎 獅 童
備後屋宗右衛門 彌十郎
女房おせき 扇 雀
大佛次郎原作、昭和28年(1953)に歌舞伎座で初演の新作歌舞伎。
江戸深川の火葬場。柏屋金兵衛の葬式が終わり、皆が引き上げて日も暮れた頃、
死んだはずの金兵衛が、桶の中で息を吹き返す。
自分が死んだことを焼き場の隠亡の多吉から知らされた金兵衛は、自分はこのまま死んだことにして、
女房のおせきではなく、妾のお染と暮らそうと、お染のもとに駆け付ける。
が、そこにはすでにお染の情人の狭山三五郎がいたのだった。
裏切られた金兵衛は、名を変えて別人となり、横浜で商売を始めて大成功するけれど。。
三津五郎丈の金兵衛「前半の甘さと後半の人間不信を強調して、陰影深く演じてみたい」と
インタビューにあったとおり、前半はコメディタッチで面白おかしく、最後にほろりとさせられる。
金兵衛の息子役に、七緒八くん。
七緒八くん、何言っているのかわからなかった(笑)けれど、自分の父親だと気付いたことは
わかるお芝居をしていて、将来の名優の片鱗を見せてくれたかも。
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