問題があると、思っていた。
だから解決しようと思った。
問題には被害者と加害者が必要だった。
自分を実験台に被害者にして、問題を解決しようとした。
自分に問題を与える「誰か」、つまり加害者となる悪者は自分の身近な人にやってもらおう。
お父さん、お母さん、お祖父ちゃんに「問題」と成ってもらおう。
私がその「問題」を解けば、解決できる。
これが私の被害者意識の発端。
自分が悪いと思っているから、自分を罰する現実を創る。
だから素直に謝ることが有効なわけだけれど、実は自分が悪いと思ったのにも目的と理由がある。
自分が悪いと思った出来事とは別に、その目的を理解しなければ「何を」謝らなければならないかがわからない。
私は解決したかった。被害者と加害者がいる現実の問題を。
でも本当は問題は無かった。だから誰も悪くなかった。
自分を含め、誰も悪くなかった。
間違えて悪者にしてしまった人達には、ちゃんと謝ろう。
私が間違っていました。
お父さん、ごめんなさい。
お母さん、ごめんなさい。
お祖父ちゃん、ごめんなさい。
お母さんの再婚相手さん、ごめんなさい。
間違えて悪者にしてごめんなさい。
自分の誤ちの由来まで突き止めることができたから、今度こそ心から謝罪できる。
そしたら多くの豊かさを受け止めることができる。
誰も悪くない。
この問題を作り出した自分さえも悪くない。
今までは謝るたびに何故自分が悪いのかという疑問が浮かんできた。
今は、悪くなかったんだと安心してる。
だから素直に謝ることもできる。