前から気になっていたタイトルでしたが、そうこうしているうちに続編も出てしまいとうとう手を出すことなく5年という歳月が経過してしまいました。
「デッドスペース」
先日、ようやく中古屋で見つけて安く購入しました。
噂には聞いていました。
SFでありながらホラー。日本では、そのあまりのグロ、ゴア表現により発売禁止。
にもかかわらず、どこでも評価はべらぼうに高いシロモノ。
個人的に評価の高いゲームには期待しすぎて拍子抜けしてしまうことがよくあり、それを踏まえて敬遠しがちなところがありましたが、もうかなり時間も経っているしこの5年で数々の革新的なゲームも発売されており大分色あせていることを期待して(?ww)の購入でした。
ディスクをいれて起動すると開発元の血みどろEAエンブレムが…
程なくして力ない女性の声で歌う子守唄のようなキラキラ星が流れます。
その傍ら、可愛らしい歌とはあまりに不釣り合いな映像が映し出されます。
おそらく宇宙船の中。
血だらけのエンジニアの死体、謎の肉片、手足の異様に長い何者かに触手のようなもので襲われる主人公。切り刻まれる主人公の体。
そこでこのデモムービーが終わり、トップ画面に切り替わります。
この時点ですでに後味の悪~い、当方大好物な恐怖感でいっぱいです。
いざ始めてみると、画質がイイ!
そして主人公がダサい!!
たまらない!
当方、完成されたフォルムの主人公を最初から操るよりも不完全でアンバランスなものを好むので、フォールアウトなんかではパワーヘルメットにトレンチコートがお気に入りだったり、映画アイアンマンでいえば監禁下で博士が即席で作ったスーツのほうが好きだったり…(笑)
しかし彼、この先グレードアップを繰り返し最終的にはかっこよくて屈強なトルーパースーツを身にまとうらしいです。
でもこのダサさは初期において敵に対する無力感をよく表現できていて恐怖を演出する要素としてはとても秀逸かもしれません。
それはさておき、開始数分で主人公は密室に閉じ込められガラス越しに仲間が謎の生き物に襲われる様をなすすべもなく傍観することになります。
かとおもえばいつの間にか自分の背後にも一匹忍び寄っている始末。
初対面にもかかわらず、あまりの距離の近さに早くも死を覚悟しながら半べそでエレベータに逃げ込みます。
急いで扉を閉めて一安心、ふぅ…
ってうわぁぁぁぁぁ~!!!???
無理やり扉をこじ開けて奴が入ってこようとします!
「がおぉ~っ(`・ω・´)」
「らめぇぇぇぇぇ~っ
武器もないのにぃぃぃっ!!」
心臓は破裂寸前です。
その時!
思わぬ救世主が!
なんとエレベータの扉くん、凄まじい怪力でやつの体をバラバラに切り刻んでくれたのです!
ありがとう扉くん!もう意味もなく開けたりしないよ!ありがとう!
そんなわけで冒頭の展開をほんの少しご紹介させていただきましたが、このゲーム非常に怖いです。
そして面白いです。
主人公の死に様もさまざまなバリエーションがあり、どれも漏れなく悲惨です。
体を切り刻まれるのはザラ。
バラバラになったり、焼死、窒息、あげくの果てにタコのようなクリーチャーに首を切り落とされて代わりにそいつが頭部になって体を乗っ取ったり…
この死に様はユーチューブでまとめて見られるようになってますね。
とにかくグロいです。
こんなこと楽しげに書いていたら人格疑われそうですけど(笑)
でもこの作りこみの良さは他のどのゲームでもお目にかかったことがなく、5年経っても色あせていません!
怖くてクリアするまでまだかかりそうですが、続編もきになるところですね。


