どこにも出掛けられないお盆休み。

ずっと「カサンドラ妻」さん達のブログを読んでいました。

 

いずれも、

「私の夫のこと、見てましたか!?」

という驚きばかり。

 

そして、絶望したんです。

 

2019年3月に初めて「カサンドラ症候群」という言葉に触れました。

ネットで検索。

『これは私の今までのモヤモヤが解決するのでは?』と

一筋の光明を見た思いでした。

 

早速関連する本を購入。

「旦那(アキラ)さんはアスペルガー 奥(ツナ)さんはカサンドラ」

「夫がアスペルガーと思ったときに妻が読む本」

「カサンドラ症候群でした アスペルガーな夫との生活と、これから」

 

3冊を読み、

これまでの夫とのやり取りを思い出し

彼のASD疑惑を持つことによって

自分のイライラや無気力や優しくなれないことや肥満

そして誰かに聞いてもらいたいけどどうせ分かってもらえないだろうという悲しさを

カサンドラの一言で片づけられる希望を見出したのでした。

 

それから1年半。

 

夫とのやり取りでキリキリしても

今まではずっとモヤモヤしたことを

ASDだから

カサンドラだか

と一旦気持ちを収めることができるようになりました。

 

35年来のモヤモヤの原因が分かった嬉しさで

解決できたような気になっていたのです。

 

事態は変わっていなくても

「これからどうする?」に気が回りませんでした。

 

 

この夏、子供が結婚することになり、

お相手のご両親にお会いする機会がありました。

今までよそのご夫婦とお付き合いすることがなかったので、

普通の夫婦は「普通の会話が成り立つ幸せ」を

あたりまえに持っていることに気付いていませんでした。

それを私は35年間求め続けて、

いまやすっかり諦めていたことを思い知ってしまったんです。

 

私は自分の子供たちに健全な家庭を与えられなかった悔いがあります。

でも健全な家族の一員になっていく子供に対して

「あーよかった」

と思うと同時に

「子供は自分が育った家庭の異常さをもっと思い知るんだろうな」

「それに何も抵抗しないどころか、イライラを子供にぶつけた母親を疎んじるようになるだろうな」

「子供のパートナーには我が家に遊びに来ないでほしい」

「でも私を置き去りにしないで」

どんどんネガティブになっているのです。

 

そんな気持ちのまま、この夏休みにブログを読み始めました。

そしていくつかのご家庭のカサンドラ妻の実態に触れ、

夫のASDを確信するようになり、

同時に「定型と同じように考えられるようにはならない」という

言葉に絶望しつつあります。

 

そのうち分かってくれる、

いつかは変わってくれる、

淡い期待のまま

なんと長い時間を無為に過ごしてきたのか

年齢を考えて

自分に呆れてしまいました。

 

これからどうするのか、

真剣に考えないといけないと思い始めています。

 

夫のおかしさを冷静に調べようとしなかった33年

カサンドラを知ってから1年半、

何も考えなかったことが恥ずかしい。

 

夫がそれを受け入れるまでに

どれだけかかるだろう。

その後、私に育てなおしのエネルギーは残っているだろうか?

 

考えを整理するため

ブログを書くことにしました。