先日、買い物をしていると
たまたま桃子にあった。(高校時代の大親友)

桃子は今、結婚して子供が生まれて、この辺に越してきている。

if?と、声を掛けられる。
桃子は私を見ると「元気そうでよかった」と、言った。

聞くと、桃子のお母さんと子供も一緒に買い物に来ているという。

桃子と一緒にお母さんのところまで行くと
私を見た桃子のお母さんもまた「元気そうで」と、笑った。

桃子たちと別れて、帰りにコンビニに寄った。

そのコンビニの店長は昔からの知り合いで
私が挨拶すると「元気?」と、聞いてきた。
なので私は「はい、元気です」と、笑った。


そして、家までの帰り道に思っていた。

〝ほんとは元気じゃないのになぁ…〟と。


そんな話を後日、私は自分の母にした。
すると母は「そういうときは、お父さんみたいに答えればいいよ」と、言った。

正直、私はもうお父さんの些細なことなど覚えていないの。

なので聞いた。

「お父さんは、なんて答えてたの?」

母が答える。

「〝ぼちぼちですね〟」



最近、ほんの少し心が落ち着いてきた。
ここ2日間は、頓服を飲まずに生活出来ている。
決して元気なわけではないけど、
かといって元気じゃないわけでもない。

これは正しくぼちぼちですね。