あの人センスいいなー
私もセンス良くなりたいなー
と思ったことはありますか?
センスというのは才能または感覚だと思っている人も多いかもしれません。
しかし、センスは努力次第で身につけられるものだと私は思っています。
光栄なことに、私はよく「センスがいい」と褒めていただきます。
ジェーム ル・タンの商品やページもほとんど自分でデザインしています。
私は正式にデザインの勉強をしたことはないのですが、
仕事上の必要性に迫られて、それができるようになりました。
完全に独学です。
ファッションもインテリアもデザインも、同じように後発でセンスを磨いてきたと思います。
では、どんなことをやってきたのか?
私が頭の中でやっていたことは次の4つです。
1.全体の「印象」をとらえる
2.「要素」に分解する
3.「構造」をとらえる
4.「再現」する
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分かりやすいように例としてこのインテリア写真を使いますね。
1.全体の「印象」をとらえる
例えばこの写真のインテリアを素敵だなぁと思っているとします。
まずは「このインテリアのどこが素敵だと思うのか?」
その印象をとらえます。
・落ち着いた雰囲気
・シンプルだけど華やかさもある
・洗練されている
→これが「自分が望んでいる雰囲気だ」ということがわかります
つまり、自分にとってのセンスがいいとはこういうことだ、というのを言語化するわけです。
2.要素に「分解」する
次に、1つ1つの要素を見ていきます。
・床は白っぽい木目
・濃いグレーのラグが敷いてある
形は長方形でソファの横幅より少し狭いくらい
・ラグの中央にガラス天面のテーブル
木目調+黒の組み合わせ
・ソファはミドルグレー、低め
・クッションはグレー、パープルとイエロー
挙げ始めるとキリがないですがこんな感じです。
3.「構造」をとらえる
次に、2.で取り出した要素がどんなふうに組み立ててあるかを見ていきます。
・ラグを一番濃いグレーにして、ソファーへと色をグラデーションさせていく
・重たい色は足元に配置(鉢、テーブルの下の方)
・基本的にモノトーン(無彩色)で統一する
・壁と床を白くすることで重くなりすぎないようにしている
こんな感じで要素×要素の関係を見ていくイメージですね。
4.「再現」する
次は自分でやってみます。
インテリアだと実際に買ってみるわけにはいかないかもしれないので、
頭の中でやります。
自分の家の床は何色か?
白じゃないとすればどうすればいいのか?
床をリフォームするのか?
グラデーションを逆にしてもいけるのか?
・・・・といった感じです。
どうでしょう、ここまで・・・めんどくさいですか??笑
私以外の方の頭の中でどんなことが行われているか
私にはわからないのですが、私の頭の中では毎度こんなことを繰り返しています。
繰り返していくと、自分で同じようなものが創れるようになります。
さきほどの1~4は次のようにも言い換えることができます。
1.全体の「印象」をとらえる
→少し離れた視点から全体を見る
2.「要素」に分解する
→近づいて細部を見る
3.「構造」をとらえる
→また少し離れて全体を見る
4.「再現」する
→やってみる(行動する)/完全に理解する(自分のものになる)
おそらくこの方法は、ファッションやインテリアではなくてもほとんど全てのことを習得するのに使えます。
勉強でもビジネスでも同じだと思います。
木を見て森を見ず、みたいなことわざもありますが、全体を見たり細部を見たりしながら、対象をよく観察するのです。
そして、なぜそれがそうなっているのか、はっきりと説明できるくらいに落とし込む。
そして実際に行動しながら体得していく。
そうするとそれは自分のものになる、というわけです。
いかがでしたか?
もしあなたに身につけたいものや習得したいものがあるのなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ではまた!!
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