母乳神話 | Lovin' life

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長いアメリカ配偶者ビザのプロセスを終え、2019年10月に渡米してきました。CR1ビザのことアメリカ生活のこと、日常のことを綴っています。現在モンタナ州に在住しています。

あらかじめお断りしておきますが、別に何かを否定するわけでもありませんし、母乳だから粉ミルクだから…ということを言いたいわけではありません。ただ、個人的な思いを吐き出したくて書いています。

 

外に出る機会が限られているので、どうしても育児ネタが多くなってしまっています汗

 

さて、タイトル通りなのですが…。

雑誌やテレビ、病院でもらったパンフレットにも書いてある通り、「なるべくは母乳で育てましょう!」というのを妊娠中も見ていたので、出産後は普通に母乳が出るものだと思っていました。単に、「授乳しているお母さん」にあこがれていた部分もありますえー

 

なので、出産したクリニックでも「母乳かミルクかどうする?」と聞かれたときに、何の迷いもなく「できるだけ母乳で」と答えました。

 

以前どこかでも触れましたが、私は母乳の出が良くなく、我が子は数日母乳もミルクも口にすることなく過ごし、出生体重の9%が減り、黄疸治療一歩手前まで行きましたえーん(今思い返すだけでも、本当に心が痛いです。)夫も、私の母乳育児がうまくいくようにネットで調べてくれたり…。

 

子どもの2日後検診に行った際、その隣にある母乳外来にも顔を出し、色々と相談したのですが、これと言って解決策はなく、

 

出なくても赤ちゃんに吸ってもらうことで母乳は出るようになる。赤ちゃんが嫌がるなら、搾乳機でもいいから、とにかく刺激を与えること。

(あ、こんな言い方ではなくて、もっとちゃんとカウンセリングしてくれました。ただ、結論的にはこんな感じでした。)

 

巷では「母乳」「母乳」…という情報であふれていて、私自身「母乳をあげないといけないんだ!」という一種の強迫観念みたいなのにとらわれていた気もします。でも、現実は母乳が出ない…。精神的にもかなり参ってしまっていました汗

 

そんな時、子どもの2日後検診で行った小児科医の先生が

「残念ならが、母乳が出ない人もいるの。でも、それがダメじゃない。今はミルクもすごく発達していて母乳に限りなく近くなってるから、ミルクでも安心して。」

といわれ、その言葉で泣きそうになりましたえーん

 

今現在でも、1回あたり両方から1oz(大体30ml程度でしょうか)程度しか出ないのです滝汗それでも朝、昼、晩と可能な限り搾乳機で絞ったり、ミルクをあげる前に赤ちゃんに吸わせたりしています。でも、毎回のミルクの時間にあげれるわけではありません

 

産婦人科医の定期健診でも、母乳の出が悪いことを相談しました。助産師さんも

「世の中、母乳がいいっていうけど、そりゃあ、出ることに越したことはないの。でも、出ないからと言って自分を責める必要もないし、ミルクにしたからって悪いことじゃないの。まあ、経済的には負担にはなるけどね。でも、あなた(お母さん)がやりやすい方法を取るのが一番よ!」

 

と言ってくれました。(まあ、いい方はもっとそっけない感じでしたけどえー

 

現在、基本的に我が子はFormula(ミルク)です。それでも順調に成長してくれています。そして、なにより、私の精神的な負担が軽くなりました。肉体的にもです。

さらに、ミルクにすることによって(というか、これしか選択肢がないのですが(笑))、夫も我が子にミルクを飲ませてあげることができる。という利点があることがわかりましたニコニコ

 

母乳が一番いいのは重々承知です。医学的にも経済的にも母子ともに利点があるのは承知です。

 

でも、出ないんです…汗

 

私もまったく予想だにしていなかったのですが、出ないんです…汗

 

母乳をあげたいのですが出ないものはあげられません…。でも、少なくてもいいから、とりあえず出る分(搾れる分)はあげています。

 

医者でも何でもない私が言うのも、説得力も何もないですが、私が思うに、「正解」はないと思います。もちろん、母乳が出ればいいのかもしれません。でも、雑誌でいうように、テレビでいうように、お医者さんが言うように…そんなにうまくいくものでもありません。テレビや雑誌は一方的に「いい」と思ったものを伝えてきますが、それが万人にとって「いい」ものではない。ということを思い知らされた気がします。

 

何度も言いますが、母乳育児を否定したいわけではありません。むしろ、私も母乳育児がしたいのです!(したかったのです!!)

ただ、やはり100人いれば100通りの育児の方法があるように、必ずしも「これが正しい」というのはないんだと思います。

日本から持ってきた育児書も一通り読み、アメリカでも一冊買いました。でも、これはあくまでも「参考程度」。実際の子育ては育児書の通りにはいきません。

 

わかってたはずなんですけどね…真顔

でも、簡単に情報が手に入る世の中のなので、あれこれ検索してはああじゃないか、こうじゃないか…と一人悶々としてしまうんでしょうね。

情報に踊らされたくはないと思っている割には、完全に踊らされてしまっている私がいるという矛盾…笑い泣き

 

にしても、いかにテレビ、雑誌、そういったマスメディアの力って、いい意味でも悪い意味でもすごいな…。と思います。一方的に踊らされるのではなく、しっかり情報を精査できるように賢くありたいですねニコニコ

 

にしても、世の中のすべての子育てに関わる方々…。本当に日々お疲れ様です。もちろん子育てをしていようがしていまいが、皆様も日々の健康に気を付けてお過ごしくださいラブラブ