中々思うように時間が取れないので、更新が滞っております
さて、入院して3日目。麻酔のおかげで少し眠ることができ、朝9時ごろに看護師さんの陽気な「Morning~! How's it going?」の声で目が覚めました。
相変わらずベットの上から動けず…。
バイタルチェックをされて、特に異常もなく、麻酔が効いてるかどうか看護師さんがチェック。腰から下の感覚はしびれているのですが、でも何か圧迫されている感じは定期的にあります。
(結局私は麻酔を追加することなく終わりました。)
朝10時ごろに助産師さんがやってきました。初めて会う助産師さん。
(このクリニックには助産師さんが3交代でいて、私は結局すべての助産師さんにお世話になりました。)
そして、やってきた子宮口のチェック…。
あの痛みに耐えなきゃいけないのか…と夫の手を握ったのですが…
痛くない!
もちろん、圧迫されている感覚はあるのですが痛みがないのです!すごい!麻酔ってすごい!
子宮口をチェックした助産師さんが
「OK、分娩の準備に入りましょう!」
(本当はもっと軽いノリでしたが(笑))
その合図とともに、いったん退出し、代わりに看護師さんがお産セットらしきものを部屋に運んできました。
※私の出産したクリニックでは入院、分娩、回復…すべてこの個室の病室で行われます。
夫にも知り合いに「今から分娩に入ります」連絡を入れてもらいました。(義理両親と数名の友人たちに。)
それから11時ごろ、助産師さんと看護師さんが戻ってきて、分娩の仕方について説明をしてくれました。右足を看護師さんが支え、私の左足は夫が支えることになりました。
そして、陣痛の波に会わせてイキむように指示するので、思いっきりPushするように…。とのこと。陣痛の波はモニターで常時チェック。
看護師さんがAre you ready?1.2.3...Push!
という声に合わせて思いっきりイキみました。それを繰り返すこと数回。下半身の感覚はないものの、何かを押し出している感覚はあります。
助産師さんが夫に
「見て、頭が出てきてるわ!」
といい、私の手を添えて、出てきている赤ちゃんの頭を触らせてくれました…。何とも言えない生暖かい、生ぬるい感触
そして、
「最大限にPushして~!」
という助産師さんの声と共に、イキんだあと、何かが出てくる感じがありました。
「生まれたよ~。」
という夫。その数秒後赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。聞こえたと同時に、別に泣きたいとかいう感情もなかったのですが、涙が止まらなかったです感無量というのはこういうことなのでしょうか。
産まれてすぐさま、私の胸に抱かせてくれ、夫がへその緒を切り…あっという間の出来事でした。
その後どこから現れたのか、数人の看護師さんが赤ちゃんをキレイにしてくれ、色々と検査をしていました。
産んでみて…あら、意外と元気。な自分に気が付きました(笑)
分娩開始から1時間以内に赤ちゃんに会うことができました
分娩に入ってからはあっという間。正直、夢心地の中ですべてが終わった気がします。突然の出産を告げられてから2日後…。無事に我が子を抱くことができました
その後は赤ちゃんも同室で、早速その日の夕方に母乳指導の方が来てくれました。
出産当日、ほぼ泣かない我が子…。
(初日はみんなそんな感じらしいです(笑))
本当はこの日の夜にしっかり寝てればよかったのですが、何せ産後ハイのような状態。自分が出産した実感もまだわかず、そして我が子がしっかり息をしているか…などなど心配事も尽きず、中々眠ることができませんでした。
ちなみに、麻酔が切れてきたのはその日の夕方ごろ。
まだ若干足にしびれは残るものの、看護師さんに付き添われて自分でトイレ。そしてどうやって処置をするのか。。。などの指導を受けました。
麻酔が切れると…痛みが少々出てきました。(おそらく会陰裂傷か切開があったのかと思います。)
座るのも、歩くのも、忍者のごとく…(笑)トイレが一番の恐怖でした
アメリカでは通常24時間以内で退院するのが当たり前のようですが、私はなんだかんだで退院したのは2日後。出血が少し多かったのと、母乳指導がなかなか進まなかったの主な原因らしいです。
結局私はトータル4日間入院することになりました…。後々の請求が怖いです
異国の地で妊娠、出産でしたが、出産後は思いのほか体力が温存できた気がします。(たぶん、産後ハイ状態だったと思いますが。)
子育てが始まって早2週間がたち…。夫も通常業務になり、出張に行くようにもなりました。事実上ワンオペですでも、手を抜けるところは大いに手を抜いて、横になれる時には体を休めるようにしています。幸い、夜はしっかり寝てくれる子なので(今のところは!)、夜少しでも寝れるのが救いです。
赤ちゃんが生まれてから、私達夫婦の生活も一変。赤ちゃん中心に回るようになりました。でも、夫がいてこそ回る生活…。何よりも夫のありがたみを感じた出産劇でした。(もちろん、義両親やその他もいますが、やはり夫とは別格(笑))
そして、私たちのもとに生まれてきてくれた新しい命に感謝しています
新米パパ&ママ。赤ちゃんには振り回されっぱなしですが、こんな私たちのもとに生まれてきてくれて本当にありがとうそう思える毎日です。
(毎日大変ですけどね。世のお母様方、もちろんお父様方も本当にご苦労様です。)