先日の夜のこと。
残業で帰りが遅くなり、終電で地元に到着した。
自宅までの途中に橋があるのだが、歩行者用道路の道幅が狭く
向かい側から人や自転車が来ると緊張が走る程である。
そんな橋の道で、それは起こった。
向こう側からジョギング姿で茶髪の若い男が歩いてきた。
私は両手に重い荷物を持っていたので、右側(柵側)へ寄って歩くと
茶髪男は喧嘩を売るつもりなのか、よける気配も見せず柵側に寄ってきて
道を塞いできたのだった。
その後,
人の腕をいきなり掴んできて
茶髪:「ジャマだ!俺は左を通りてえんだよー!!
人は左を歩くのが当たり前だろーが!!どけーっ!!」
(左側通行が当たり前?そんなルールが道交法にあっただろうか?それとも、コイツは地下鉄駅構内の話をしてるのだろうか。)
茶髪は私を力ずくでどかそうとするが、体の大きい私は全く動かなかった。(笑)
私は両手に荷物を持っていたので「気安く触るな!」と声だけで応酬した!
あまりにも動かないので、しばらくして諦めた茶髪男は、
次に片手に持っていた紙コップのようなものを力一杯私に投げつけてきた!
茶髪:「このヤロー!ふざけんじゃねえぞー!!」
冷たい水滴のようなものが私の顔とシャツに当たった。
茶髪:「お前の顔は覚えたからなー!明日以降の夜道に気をつけろよ!!」
と言って急ぎ足で去って行った。
「負け犬」のひと言を、とうとう茶髪男は発してしまったのだ。
器の小さい男とはこのような男を指すんだなあ~と、心から素直に思えた。
とりあえず当てられた所は痛くはなかったので、
追いかけてこれ以上絡むと危ないと判断した私は
私 :「うるせー!こっちはお前の顔を覚えているほど暇じゃねーんだよ!!
さっさと消えろ!!」
と急ぎ足で消えていく茶髪男に叫んで、再び帰路についた。
本当に暑いとは言え、
スポーツマン(?)が人に物を投げつけるなんて非常にカッコ悪いと思う。
しかも、そんな奴が私の住んでいる街にいることにガッカリした。
そんなことを考えながら家に到着。
明るい所でシャツを見ると、紫色のシミが所々に付着していた。
一体何を投げてきたのだろうと思い、
翌朝、通勤がてらに投げつけてきた物を探してみた。
昨晩の現場に落ちていたもの、
それは、、、、コレだ。
ぶどうのアイス!?
あいつはこんなもん食いながら運動してたのかよっ!
ダイエットで運動してたのなら、殆ど意味ねーじゃん!!
お節介だと思うが、せめてスポーツドリンクくらいにしておけっつーの!!
本当に「なんちゃってスポーツマン」な奴だった、
という残念なお話である。
終