子供の頃から今までの、
わたしとおなかの関係を書いてます。
エッセイみたいなかんじになってきました。
前回のお話はこちら↓
おなかちゃんとわたし2
医者を説得して
なんとか開腹手術をまぬがれそうになった。
子宮内膜症は、
本来子宮の内側にあるはずの子宮内膜が
なんらかの理由で子宮の外側に飛び散ってしまい
生理周期にあわせてその内膜が育ち
卵巣にのう腫をつくったり
腸と癒着させてしまったりする病気。
はっきりした原因がわかっていないが、
年々増加している。
症状としては、生理痛や腹痛、時に不妊。
詳しくは
日本産婦人科協会「子宮内膜症」
もちろん全員に同じ症状が出るわけじゃなく、
わたしの友人でも妊娠してから産婦人科に行ったら
内膜症だったことがわかったという子もいて
軽い人、重い人、さまざま。
医者の話ぶりからしても、
あまり深刻な感じじゃなかったし、
私も「痛みはあるけど命に関わるわけじゃないし」
と、少しだけ楽観的になっていった。
4月の新年度が始まる前、
手術まであと1ヶ月半という頃、
勤務時間のことで職場で上司に相談した。
その頃腹痛がとにかくひどく、
仕事の行き帰りで車を運転していられないことが多くなった。
(当時通勤に往復2時間かけていた。遠ー)
車をコンビニの駐車場に駐めて
痛み止めを飲み
横になって痛みが過ぎるのを待つ。
だいたい週に2回はそういうことがあった。
普通の8時間勤務がきついので
4月からは6時間勤務で契約した。
なのに、4月の勤務が始まってみたら
仕事の内容・量が全く8時間の時と同じで
給料が減った分、奴隷のようになってしまった。
つまり心と体への負担が減るどころか増えた。
こんなのおかしい。
当時25歳のわたしはすぐには動けなかった。
今だったら?
即、言うね

「しんどいから時短にしたのに
余計にしんどいんですけど

わたしの仕事量へらしてください。
新しい人雇ってください。
無理ならやめます。」
ってね。
(すきな仕事だから本当はやめたくなかったけど。)
とにかく当時のわたしは、
「6時間勤務したいって言ったのは自分なんだから」
という負い目みたいなのを感じていて
つらくても結局は
自分の責任だと思っていた。
…責任
責任責任責任責任責任
「責任感が強くて負けず嫌いなところが
あなたのいいところね」
って子供の頃から言われ続けていて
自分でもそう信じていたんだけど
一度だけ、中1の頃、
私がクラスの男子とケンカしていた時
どっかのクラスのS先生(仮名)に
「おまえはな、責任感が強すぎるんだよ」
って言われて、
翌日寝込んだ。
わたしったら
なんて繊細な子…

トイレ掃除をちゃんとしない
同じグループの男子に、
私は腹を立てて
「掃除をちゃんとするべき」という正論を
一生懸命説いていた。
何十回も小学生の時から経験した似た場面。
こういう時、学校の先生はだれもかも
私の味方をしてくれた。
「私たちは今週トイレ掃除係なんだから
トイレをきれいにしなくちゃいけない」
というはんぱなく強い責任感。
先生たちはそういうしっかり者の私を褒めてきた。
でもS先生は違った。
寝込んだ私を心配した担任が電話してきて
理由を聞いた時、うちの親は、
「S先生におまえは責任感が強すぎるって言われて落ち込んでます」
と言った。
そのあとうちの担任と学年主任、
S先生とが面談したらしい。
「傷つけるつもりなかった」と話したそうだが
S先生も反省したとあとから聞かされた。
当然だ、私は何もわるくない。
なんで担任でもないS先生にあんなこと言われなきゃけない?
私は一生懸命頑張ってたのに、
S先生は私の長所をつぶしてきた。
…と思った。
このことは当時から今に至るまでずっと記憶しているけど
先生が意図した事を心から理解したのは
ここ2年くらいかもしれない。
多分、
「もっとゆるく生きていいんだよ」
っていう意図だったんだよね、
って今は思う。
私が自分の責任感にがんじがらめになって生きづらい様子をみて、
もっと自分に甘くていいんだよって
本当は言いたかったんだろう。
GTOとか、金八先生とか、
ちょっと熱血教師が流行っていた時代。
20代前半の若いS先生は、
国語の先生だったし、
言葉選びをかっこつけた。
25歳のわたしに、同じセリフ
「おまえは責任感が強すぎるんだよ」
と誰かが言ったら、
中1のわたしと同じくらい
相手に嫌悪感を持っただろう。
(つづく)